呼び出し
数分謝るとガラワル先輩は学園の方に向かい、白い髪の女性が俺に
「やぁすまない。入学式の前に怖い思いをさせたね」
いやいやほんとだよとは思うが俺にも悪いところはあるしな。正直はげてるので笑ったのが原因だし
「いえいえ。俺の方こそ。人の頭を見て笑ったりしてすいませんでした」
「ほう。意外と礼儀正しい子ですね。存外失礼かもとは思っていましたが。私の名前はアリサ・アリッサ。この学園の生徒会長をしている」
アリサ先輩は俺の前に手を出すと俺はアリサ先輩の手を握り返す。アリサ先輩の手を握ると周囲からの視線がかなり凄かった。この先輩かなり支持率があるんだな。多分?
「エンドレアス学園は君たち新入生たちを歓迎するよ。さぁ入学式も近いんだ。早く行きたまえ」
アリサ先輩に背中を押され俺は学園の中に入るとまた誰かにぶつかられ
「お前。少しつらかせや」
5、6人に囲まれて学園の裏あたり?にまで連行されて
「てめえ。生徒会長のアリサ様に気軽に触れてんじゃねぇよ。彼女は高嶺の花。この学園では副会長だけが触れることをゆるされているんだ。この俺、ボルゴレア・ボルゴ様だけな」
ボルゴレアと名乗ったいけすかない顔の眼鏡をかけた体が割と細身の男がいう。
はん。そんなの入学初日なんだから知るわけないじゃないか。
「てめえは入学式に出る必要なんてねぇ。ここで痺れとけ。俺の異能、雷撃でな!」
ボルゴレアは俺に触れると俺の体にすごい電流がはしったかのような感覚にとらわれる。な、んだ。これは。体が痺れ
「俺の異能は雷。触れた者に電流を流したりとか武器に電流を流して攻撃するとかそんな感じのものだ。まぁここで寝てなザコ助」
俺はその場で倒れ泡を口からふきながら意識を失った。
「おーい。おーい。おーきーろー。君ー。もうお昼だぞー」
う、ぐぅ、まだ、体がしび、れ。俺は、どれだけ寝て
俺がゆっくり目を開けると水色の髪のショートヘアで体がまぁまぁ小柄?な子がしゃがんで俺に声をかけていた。
「ねぇねぇ。君起きれる?」
「すい、ません。諸事情で、動けなく、て。今は」
「今はもうお昼だよー。私が校舎裏でいいとこ探してたら君を見つけたんだー。君の名前は?」
水色の髪の子が俺に聞くと俺は
「俺の名前はショウ・マスラギ、です。今日から、入った、新入生、です」
「おー。君は入学式をサボったすごい人じゃないかー。私の名前はペーロス・ロコ。ペロちゃんて呼んでね」
ペロちゃんは俺に名乗ると俺をおんぶして保険室にまで運んでくれた。