スバルスの右手 2
スバルスはまた右腕をふるうと俺はスバルスの正面に移動し、スバルスは俺にまず蹴りをかます。
「ぐはっ!」
「考えてみりゃ俺だって足をつかえばいいわけだ。それに俺は右腕さえあればお前に負けるわけがないんだ。俺の右腕は使い方によっては最強だとリーダーが教えてくれたからな!」
スバルスはワンパターンで俺を攻撃してくるので俺は今度はあしの骨を片方蹴りで折って立てなくする。
「ぐっ!」
「調子にのるなよ。もうお前の異能はだいたい見当がついている。お前の異能は俺とお前とのわかれているこの間のスペース的なものを削り取っているな?」
俺はスバルスに言うとスバルスは軽く笑いながら
「正解だ。まぁこれだけやれば流石にわかるか。そうだとも。俺は右手をふるった場所の空間を削りとる異能だ。ただ人体には使えない。だからお前の体を削りとろうとしてもそれはできない。残念なことにな」
スバルスはまた右手で俺との距離感、空間を削りとり一気に間合いにまで俺を移動させる。
「馬鹿のひとつ覚えだな。もう片方の足も折ってやるよ」
俺はスバルスの残りの足を蹴った時、蹴った足に何かちくりと足に刺さる。
「これは、ナイフ?」
「小さいがな。果物ナイフといったところか。本当は使いたくはなかったが仕方ないか。片腕片足までおられちゃあな。今の果物ナイフを蹴られるまえに配置してなかったらもう両方とも足をやられていたぜ」
スバルスは俺に言う。確かにナイフか針かわからんぐらいのものは足には刺さったが動けないほどじゃない。それにさっきからやつは俺に攻撃をあててはいるが数発くらわせている俺のほうがスバルスの体には大ダメージ。この程度大した怪我じゃ
「大した怪我じゃないと思ってんだろ?なら致命傷をくるてやるよ!」
スバルスはまた右手で俺との距離の間にある空間を削りとると俺の体の正面にはさっきとは比較にならない少し大きめのナイフが俺の胸部に配置してあった。
こ、こいつ!さっきみたいな手はあまり使いたくなかったとかいうわりには躊躇なくやりやがる!
「さぁ?どうする?このまま行けばお前の心臓を貫くぞ?腕でガードしないときついぞ?」
「ちっ!」
俺は腕を交差させてナイフを腕に刺した後にスバルスの顔面を右腕ごと蹴りとばす。
「な、右腕、ごと、だと」
「お前の卑怯な攻撃を受けるのはうんざりだし異能も厄介だ。軽く本気を出させてもらっかぞ」
「な、んだと。今まで本気じゃ、なか、たのか」
俺がスバルスを蹴りとばすとやつは勢いよく4階にある壁際の店舗にまでふっとんでいった。




