デートの行き先
「じ、じゃ私は先に学園の門に行きますからあなたも準備できたら早く来るんですのよ!」
モルクはそれだけ言うと部屋から出ていき俺も起きて着替えてから共通のスペースに出るとマルがまったり茶を飲みながら
「ショウ。どこか行くの?」
「ああ。遠足で必要なものを買い出しにね」
「誰と行く?」
マルはやたらと真剣な目で俺に聞いてくるから俺は
「モルクとキリさんとアンさんだよ」
「・・・3人とも女子か?」
「女子だよ。ていうかモルクとキリさんは知ってるだろ?後もう1人はチームランク戦の時あったことあるはずだよ。あのもじもじしていた子だよ」
俺はマルに言うとマルは数分かけて思い出し、「あー」と言った後に
「ショウ。大変だろうけど頑張って」
「・・・頑張るよ」
俺は親指を立てて俺に応援か皮肉かわからんことをしてきたマルにそれだけ言うと寮の部屋から出て学園の門に向かう。
学園の門の前にはモルクと上下が黒のジャージのキリさんと服装が黒に統一されたゴスロリ服?と言えばいいのかわからないけどすごく目立つような黒い服を着たアンさんの3人が待っていた。
「遅れてすまない。というか3人ともなかなか個性的な服装だな」
俺は3人に言うとキリさんがまず
「これはデートではないと私の中では思っていますから今日は動きやすさじゅうしの服できたんです。ちゃんと木刀も装備してますよ」
腰に木刀を装備しているキリさんが言った後にアンさんはもじもじしながら
「わ、私は、そ、その、こ、この、く、黒い服が、お、お気に入りで、お、落ちつくから、こ、これできた。に、似合うかな?シ、ショウくん」
俺はアンさんに言われアンさんの服をじっくり見るとちゃんと胸の谷間の部分が見えるような服だったので思わず指を立てて
「最高だぜアンさん」
アノーみたくキメ顔でポーズなんてあまりとりたくはなかったけどアンさんの服をが良すぎて思わず親指を立ててしまった。
俺の立てた親指におそらくモルクだろうな。石をあててくる。石をあてられた後に背後から凄い勢いで棒的なもので背中を叩かれる。かなり痛かったので痛みのあまり思わず背後を見るとキリさんとモルクは俺の背後でハイタッチをしていた。
モルクのやつあんなにキリさんを敵視していたのになぜこうもうまくコンビネーションを?女ってたまに怖く感じるよほんと。
俺たちはとりあえず学園の門で警備員をしている人に話しかけた。




