アスカルトの目的
「失礼な。俺にだって貴族に対する復讐心くらいある。奴らはクソみたいな人種だからな。金がない奴らを人間みたいに扱わないし気品なないやつもそうだ。唯一対等に扱われるのは学生の時くらいなもんですよ」
「そうかそうか。お前さんのことはまだわからんが苦労したんであろうな。わしらは明日このデパートを綺麗にする作戦を決行する。お前さんも参加せんか?」
アスカルトはコンジキに手を伸ばすとコンジキは
「これは後に残された人のことを考えての作戦ですか?まだ具体的には聞いていませんが」
「そうじゃ。まぁ作戦もクソも貴族どもの店と悪得商売をしている奴らを殺すだけだがのう。わしらは店で真面目に働いているものを殺すつもりはない。よって誘導班と殺す班でわけるんじゃ。殺す班の人員が足りないからおまえさんが手伝ってくれるならそこに入って欲しいんじゃが」
アスカルトは作戦とは呼べるものかわからないものをコンジキに言うとコンジキは少し考えた後に
「わかった。どうせ俺も転職がうまく行くとは思えないし貴族どもや悪得商売をする奴らを殺すことには賛成だ。前々からこのデパートにはそういういけすかないやつらが多いと俺も思っていたからな」
コンジキはアスカルトの手を握って言うとアスカルトは
「助かる。そして犯罪の片棒を担がせてしまってすまない」
「かまわないですよ。さっきも言った通り俺は転職がうまく行く気はしませんしこの掃除活動には魅力を感じますから。歴史に悪人と名を残そうとも俺は俺の正しいと思ったこと。あなたの作戦に参加することにします」
コンジキはアスカルトに協力することになり組織の仲間となってデパートを襲う作戦の段取りをアオ達と相談することになった。
土曜日の朝、ショウこと俺は朝起きると起きてまた目の前にはモルクがいた。
「おはよう。モルク」
「おはようですわショウ。もうキリサキとかは学園の門にいるらしいですから私達も行きますわよ」
モルクが俺に言う。モルクは既に準備ができており、服装は上半身が風通しが良さそうな半袖のピンクの服に下は足まで隠れている白の長いスカートだった。モルクはもじもじと俺を見ながら
「き、今日の服装。似合いますか?ショウ」
こういう時は言うことは決まってる。似合わなくても似合ってるって言えばいいんだ多分。というか俺も服のセンスがないからあまり聞かないでほしいがここで答えないのも失礼というもの。
「もちろん似合ってるぞモルク」
俺はモルクに笑顔で言うとモルクは素直に照れていた。




