謎の店
コンジキは水色の髪の子を追って数分、急に背後から襲われコンジキは地面に叩きつけられる。
「おぐっ」
「てめぇ。このロリコン野郎!アスさんの娘を追いかけやがって!ぶっ殺すぞゴラァ!」
急に殴りかかってきた男、頭は丸坊主で目つきは細めでかなり鋭く、上半身は裸で下半身は短パンを履いていた。
「ち、違う!俺は客だ!」
「客だ?嘘つけ!客がアスさんの娘を追いかけるわけねぇだろうが!確かに可愛い可愛い子だがアスさんの娘に近づいていい男はこのスバルス・ルスだけだ!」
スバルスと名乗った男が言うとコンジキは
「俺はこの店に興味があって入って店の中がよくわからなかったからあの子についてきただけだ!」
そう。フクシュウという店には扉を開けてただ地下に続く階段しかなかった。
「嘘つくんじゃねぇよ!いいか?てめぇみたいな頭お花ばたけみたいなやつがよ!この復讐の店の中に入れるわけがねぇ!」
「入れるわけがない?それはどういう」
コンジキが途中まで喋るとぱぁーん!という銃声と共にスバルスの頭部に何かが当たる。
「スバルス。あんたは末端のくせに喋りすぎ。大人しく店の雑用でもしていなさい。あ、聞いてないか。私の弾で気絶してるか」
今度は誰かわからないが女の子?なのか。声だけしかわからない子がコンジキに近づく
「君。名前は?」
コンジキは背後にいる人に対し自分の名を名乗る。
「コンジキ・モールね。あなたこの店に入れたということは条件が満たされているということね」
「じ、条件が満たされているとはどういうことですか?」
背後にいる人に対しコンジキは聞くと
「このフクシュウという店、外にはカタカナでフクシュウと書いてあったでしょ?でも本当は漢字で書いてあるもの。私らはデパートに復讐するために集まったいわゆる組織よ。私の名はアオ・ミギリ。よろしく」
コンジキの前にまで移動したアオと名乗った女性はコンジキに向けて手を伸ばす。
「条件を満たしているという点に関しての説明は?」
「条件のこと?それは簡単。このデパートに少なからず復讐心があること。後はデパートの仕事をクビになった人ね。そうすれば店に入れるのよ。本当のね。私達の仲間にそういうことをできる異能使いがいるのよ。とりあえず親父に会わせるからついてきなさい。私はこのバカスバルスをひきづるから」
アオは本当にスバルスの足を掴んでひきづりながら移動を開始し、コンジキもアオにについていった。




