クライスの態度
「それで。俺とやるのか今?」
俺は身構えるとクライスは両手を肩の上にまで上げて
「勝てる気がしませんので降参ですわ。紙ももうなくなりましたし。私負ける戦いはできるだけしたくありませんからな」
「負ける戦いねぇ。俺の異能はDランク。お前の、クライスの異能ランクなら勝てるはずだぞ?」
「異能ランクでは勝っていますが能力的に私は勝てないでっからな。それに異能には上があること知ってますやろ。ショウなら」
「はてなんのことやら。とりあえずやらないのなら離脱しろ」
これ以上こいつと喋ると俺の強さの秘密がばれる。バレたとこで問題はないがもしものこともある。
「はいはいわかりましたよ。降参降参。これでええんやろ?」
降参と連呼するとクライスは戦闘空間から離脱し、俺もクライスの後に離脱した。
1年生訓練所に離脱するとリノがクライスに詰め寄っていた。
「クライス!お前のあの攻撃痛すぎてこっちきにてもまだ痛むんだが!」
「悪かった。悪かったよ。私は近くにいた敵に対してあれをしたつもりなんでしたけどあそこにリノがいたのが悪いと私は思います」
クライスはリノに言うとリノは
「僕の異能は相手に対して1人の存在を完全にそがいする異能なんだよ!だから君が僕を認識できなくて当然なんだ!君をボコボコに殴っていたのも僕!おわかり?」
「あ、そうなんですの?なら別にええやん。それに訓練にもなりましたやろ?次のチームランク戦時までにこういう対策しといたほうがいいんとちゃいます?」
クライスはリノに軽く笑いながら言うとリノは
「今はチームランク戦より遠足の行事のことを優先する。それがショウに返すいい義理になるからな」
別に義理とかねぇから気にする必要ねぇのに
「まぁまぁ。じゃ私が悪かったですわ。これでええか?」
「っ!バカにしやがって!もういい!僕は帰る!」
リノは怒りながら1年生訓練所から出るとアノーも筋肉を見せつけながら1年生訓練所から出ていく。
「全く。小さいことでぴーぴーとわめいて。器の小さいやつですわほんと」
「たしかにリノは器が小さいかもしれんがお前も舐めた態度をとりすぎだ。戦闘に関してはなんも言わんが今回の行事はあいつらと組むんだから仲良くしておけ」
「はいはいわかりましたよ。それじゃ私も行きますさかいに。それじゃ」
クライスは俺に手を振りながら戦闘空間から出ていく。
「俺ももうやることはねぇし今日は帰って飯食って寝るか」
クライスが帰ったあとに俺も寮に戻り部屋に着くとご飯食べて風呂入ったあとその日は寝た。




