クライスの異能 2
俺たちは1年生訓練所に着くと即座に戦闘空間に転移する。戦闘空間に転移した後クライスの姿を見るとクライスは準備運動をしており、リノとアノーはなぜか共闘のたいせいをとっていた。
「ほなら2人ともー。いつでもええでー」
クライスが言った後にクライスの真横に急にアノーが現れ
「それではアノーはショウにこの肉体の凄さを見せる為にクライスには早くくたばってもらう」
別に見せなくていいがしかしいきなりリノは異能を使うか。しかも最初はクライス狙いでアノーと共闘するのはなぜだ?
「ショウは私のチームランク戦での戦い見てないだろうから知らないと思いまっが、私の異能はかなり強いでっせ?」
クライスは制服のポケットから何かを取りだす。それはよく見るとただの紙だ。なんだ?あんな紙如きで何ができる?
「ふ。クライス。君はこの肉体美の天才と呼ばれているはずのアノーを舐めすぎだ。これで離脱しとけ。まずはこの肉体美にやられろ!」
アノーが自分のこと肉体を異能で光らせるとクライスは
「変換・鏡」
クライスがぼそりと何かを言うとクライスが持っていたはずの紙がなぜか鏡に変化する。
クライスは鏡をアノーに向け光を反射させてアノーの視界を奪う。
「あ、あああ!目が!目が!自分の筋肉が凄すぎて目が!」
「・・・流石にこれは私でもひくわー。ま、まずは1人離脱ですわ」
クライスはアノーのこかんを蹴り上げるとアノーは泡を吹きながら気絶し、戦闘空間から離脱する。うわ、えぐっ。あれは痛いわ。
「ショウ。私の異能、わかりました?」
「見ているだけで分かるわけないだろ。なんだ?さっき持っていた紙が急に鏡に変わるとか謎だぞ?」
俺はクライスに言うとクライスが
「私の異能は紙変化。紙を自分の想像できる物に変えることができるんですわ。ただし偽物やから材質は紙やけど基本的には丈夫さとかは一緒ですわ。ただ濡れたり、その紙を変化させたものがきられたりとかしたら消滅しますけどね。ちなみに変化させられる物はあくまで物で自分の体の大きさと同じくらいのもんまでなら変化しまっせ」
紙変化か。紙さえあれば武器を作り出すこともできるというわけか。
「ちなみに服とかでも可能でっせ。だから持っている紙がなくなればちぎって代用できまっせ」
服まで武器に変えらるとは。そりゃすごい異能だな。
「だがそんな強い異能を持つ奴がなんでチームランク戦では勝てなかった?」
「それは対策されたからですわ。私の異能は紙がないと何もできないでっしな!」




