クライスの異能ランク
俺とギュウが教室に戻った後リノとアノーもかけこみで教室に入ってきてギリギリで授業に間に合う。
午後の授業が終わった後俺は寮の部屋に帰ろうとするとリノとアノーが俺に近づいて来て
「帰るのは待つんだショウ」
「ん?なんだリノ?」
俺はリノに聞くとリノは
「ショウ。遠足まで後平日で言えば2日しかないがその2日間の放課後、僕とアノーを鍛えて欲しい。昼も本当は君の恋愛話を聞くつもりじゃなくてこのことについて話したかったんだけどあんな話聞いたらのらなきゃだめだろ?」
別にのらなくてもいいが鍛えて欲しいか
「それはなぜだ?リノは異能が強いんだから別に俺に鍛えてもらうほど弱くはないだろう」
「そうだな。僕の異能はたしかにBランクだ。だけどショウには負けた。ショウは先生に聞いた話によるとDランクの異能なんだろ?どんなものかは知らないが」
先生よ。簡単に人の異能ランクについて喋るもんじゃねえだろ。まぁ俺の異能がどんなものかについてバレてないなら別にいいが。
「俺がお前ら2人を鍛えてなんの得がある?敵に塩をおくるようなもんじゃないか」
「たしかにチームランク戦だとそうかもしれないね。でも今回の遠足に限ってはメリットしかないだろ?僕とアノーと班が一緒なんだから」
そうだな。今回のこと遠足に関してメリット?と言えるかわからんがまぁ味方に強い奴がいるにこしたことはないな。遠足の行事は何か先生が仕掛けて来そうだし。でもぶっちゃけ俺とアンさんがいればそれなりに強いだけでいい。この2人はそこまで弱すぎるわけじゃないしな。
俺がリノ達と話しているとクライスが近づいてきて
「君ら何してんの?まさか女に言えないような話?」
「いきなり喋りかけてきてそんなこと聞くなよ。普通の話だよ」
「あはは!冗談に決まってるやないか。ショウ真面目に話うけすぎやで。それで?なんの話してたん?」
クライスが俺に聞いてくると俺はクライスにリノが俺に鍛えてくれと頼んできたことを話す。
「そないなら私が2人を見てやるわ。私も班のメンバーやし。それでショウは悪い点を指摘するのはどうや?」
クライスが2人を見る?そんなに強いのか?クライスは?
「私は一応異能ランクはAやで」
「ほう。それは興味深い。なら今から1年生訓練所で見せてもらおうか。ほら。リノ達も見てやるから行くぞ」
俺はクライス、リノ、アノーと共に1年生訓練所に向かった。ちなみにアノーは俺たちが話してる間マッスルポーズばかりとるので無視していた。




