モルクの告白後
モルクの告白を聞いた後俺たちは、寮の部屋に戻る。
「2人とも。遅い何してた?」
マルがかんかんに怒って待っていたがモルクは
「ごめんね。マル。今から晩ご飯作るから待ってて」
マルの頭を撫でてからモルクは部屋で晩ご飯をつくりはじめマルが待っている間に俺に
「ショウ。モルク何かあった?」
「え、え?ど、どうしてそんなことを聞く?」
「モルク。いつもより機嫌いい。だから聞いた」
機嫌がいいっていつもあんな感じじゃないのか?俺はよくわからんが女の人って意外と人の変化に気づきやすいんだな。
「え、えー。わかんないなぁ。勘違いじゃないかな?」
「・・・そう。ならいい。晩ご飯できたみたいだから食べよう」
マルが言うとモルクはもやしの炒めものをだしてくる。やっぱモルクと言えばもやしだよな。わかってたけど。
モルクのつくったもやしの炒めものを食べると俺が先に風呂に入り、上がった後に俺は自分のベッドにもぐって眠る。
次の日の朝、珍しく誰かが俺のベッドの近くで俺を起こしにくる。
「ショウ。朝ですわよ。起きなさいな」
この声は、モルク?珍しいな。俺を起こすなんて
「おはようモルク。俺を起こすなんて珍しいな。いつも俺より早く学園に行くのに」
「好きな人の寝顔が見たかっただけですわ。これ以上のことは卑怯ですからする気はありませんけど寝顔を見るくらいはしてもいいですわよね?」
卑怯というのはキリさんに対してだろうか?でも一度くらいなら寝顔を見られても構わんがこう何度も見られると思ったら恥ずかしいな。
「じゃ。私はマルと先に登校しますからショウも遅れずに登校するんですのよ。それじゃ」
モルクはそれだけ言うと俺のベッドスペースから出る。俺も準備するかな。
俺は着替えた後学園に向かい、いつも通りクラスに入って机にうつぶせで寝ていると
「ショウ。おはよう」
「ああ。おはようギュウ」
ギュウが軽く背中を叩いて俺をおこし、俺は起きてからギュウに挨拶を返す。
ギュウが教室に入って数十分後にチャイムが鳴り、先生が教室に入ってくると皆席に着く。
「よーし。みんなおはよう。朝ホームを始める。今日は特に連絡事項はない。遠足についての説明は明日行うので今日もいつも通り授業をうけるように。それでは朝ホームを終わる」
先生が教室から出ていくと1限目の担当の先生が教室に入って来て授業が始まった。




