モルクの告白
・・・ん?聞き間違いかな?今モルクが俺のこと異性として好きって言ってきたんだが俺はなんかモルクの好感度上げるようなことしたか?多分聞き間違えだよな?多分。いや絶対だな。もっかい聞いてみるか。
「あ、あのー。友達とか親友とかで好きって意味じゃなくて男女の?」
「そうですわ。はっきりと好きとは言えませんが私はショウを異性として好きになってしまいましたわ。惚れたんですわ。ほのじですわ」
・・・ど、どうしよう。こ、告られるのなんて初めてだ。今まで嫌われるか静かに生きるかの両極端だったからこういう場合はどう返事をすれば
俺があたふたしているとモルクは軽く笑いながら
「ふふふ。すぐに返事はもとめませんわ。私もまだはっきりと好きと自覚しているわけではないのですわ。ただあなたのことを考えると嬉しくなったり一緒にいるとなぜか恥ずかしくなるしでもなんだか心地よいのですわ。前に寝顔を見ていた時もかなり心が落ち着きましたわ。最初はこれが恋という感情に気付きませんでしたし今もそれなのかはわかりませんがきっとこれが恋というものだと思っているのですわ。だからショウに好きと伝えたのですわ」
「へ、返事を求めないってそれでいいのか?もし俺が他の女を好きになれば苦しむのはモルクじゃないのか?こんな俺を好きになったことを後悔したりしないのか?」
俺はモルクに言うとモルクは俺を安心させるかのように
「大丈夫ですわ。私のすきでやったことですから。それにショウがそんなことを考える必要はありませんわ。後悔するかどうかは後になってからでないとわかりませんしそれに私はこの経験をきっと後悔いたしません。ですから安心なさいな。ただ変わることと言えば」
モルクは俺に近づいて大胆に俺の腕に自分の腕を組んで体を当ててくる。
「これからは私積極的に行きますわよ。私のショウに対する印象は最悪なものかもしれませんがこれからは行動であなたの心を私にくぎづけにしてさしあげますわ」
モルクの大胆な行動に俺はかなり照れていた。やばいやばいやばい。なんだ?モルクってこんな可愛いかったか?好きって言われてからなんだか急に可愛いくみえてきたがだめだ。こんないっときのことで答えを出してはいけない。だから
「ありがとうモルク。こんな俺を好きになってくれて」
「ふふふ。どういたしましてですわ。ただ土曜日も大胆に行かせてもらいますわ」
モルクはとびっきりの笑顔で俺に言った。




