ザ・ミスト
「マルー。大丈夫か?」
俺はマルの声がした方に確認を取るとマルではなく変わりにキリサキが俺の前に現れ
「マルなら寝ていますよ。さっき私がボコボコにしますから。しばらくすれば戦闘空間を離脱すると思いますよ。気絶していますからね」
すごいな。こんな数分でマルをやるとは。あいつも異能を使えば強いんだと思うがしかしマルの異能は確か人体には効かないんだったかな?
「私の異能、ザ・ミストは私の体から霧を発生させます。まぁどれだけ出せるかは分かりませんけどこの戦闘空間をうめるくらいにはだせます」
キリサキは俺に攻撃しながら自分の異能について説明する。
「いい異能じゃないか!」
「お褒めに預かりどうもです!」
俺とキリサキは数分殴り合う。
「やっぱりいい、ですね!前はこうして拳で戦っていましたから!私が剣を握り始めたのも最近なので!」
「ふ、そうか。でも俺は正直キリさんくらいの相手なら余裕だよ」
「それは、私を倒してから、言うことですね!」
キリサキは俺に対する攻撃のスピードをはやめる。ほう。まだそちらも本気を出していなかったということか。しかしなこの程度ならあまり変わらん。
「及第点はあげるよキリさん。でも俺には勝てないよ」
「だからそれは私に勝ってから」
俺はキリサキのまず腹部を殴る。女性だからな。顔面は殴るのはやめておこう。
「うぐっ。ま、まだです!この、程度なら、まだ!」
俺はキリサキの腹を殴った後横腹両肩を攻撃する。
「う、ぐ、あ。こ、こんな」
「キリさん。君は確かにそれなりに強いだろう。だけどね。俺からすればそのていどなんだ。ごめんね」
俺はとりあえずキリサキを立てない程度にまでボコボコにするとキリサキは
「あ、が、あ」
「こんくらいでいいかな。降参しなキリさん」
「う、ぐ。そう、ですね。これだけ、差を見せ、つけられて、は、降参しか、ありません、ね」
キリサキが降参すると戦闘空間が消滅していき、俺の体も光に包まれ、訓練所へと移動していた。
「やっと戻ってきたか。僕ちん暇だったよ」
ゴルドルはカゲロと待っており、マルは俺の後ろで体育座りで座っていた。
「あれ?キリさんは?」
「キリサキならトイレだ。それより終わったなら早く先生のとこにいくぞ。僕ちんははやく帰りたいからな」
ゴルドルは何もしてないくせに偉そうに先生のところへと向かった。
 




