アワロに不幸
アワロが1年生訓練所に戻る道中、アワロは学園のとある教師に話しかけられていた。
「なんですか先生。俺は今から生徒達の面倒をみなきゃあいけねぇんだがよぉ」
アワロがとある教師に言うととある教師は
「これ以上暗黒企業について探るのはおすすめしない。このまま探り続ければ死ぬぞ」
「は、は?なんの話だぁ?俺はただの講師として派遣された一般企業の社員だぞ?そんなやつが暗黒企業を探るとか」
アワロがとある教師に言うととある教師はポケットから拘束空間を作り出すようなキューブを取り出し
「本当のことを言わないのであればお前を捉えるしかないな。アワロ・アワレ」
とある教師がアワロの名前をフルネームで言うとアワロは腰に装備していた鎌をとりだし
「てめぇ。俺の名前を知ってるってことは暗黒企業の手先か」
「君に教える義理はない。それにこれは拘束空間なんて生やさしいものじゃない。このキューブは封印空間と言って指定したやつの名を俺が目で確認できる距離にいればそいつを封印することができる」
とある教師が手に持つキューブの説明をするとアワロは瞬時に動き出し
「ならてめぇの手を斬り落とせばいいだけだなぁ!」
アワロの攻撃を避けた後とある教師はアワロにキューブを突きつけ
「封印 アワロ・アワレ」
アワロの名を呼ぶがすぐには何も起きなかったのでその間にアワロはキューブを破壊しようとしたが攻撃した腕からキューブに取り込まれていく。
「な、なんだ、と!」
「素直に忠告をきいておけばよかったものを。それじゃまたいつかね。アワロ・アワレ」
「クソ、がぁぁぁ!」
アワロは取り込まれている腕をもう片方の腕で切断しようとする。
「おっと。それをやることはおすすめしないかな。それをすればこうかいするのは君だけだよ」
「あ?何言ってやがる!このまま、何もしねぇよりはぁ」
アワロの言葉を遮って、とある教師はアワロの顔面を殴り、アワロは顔面を見事に殴られ一発で気絶させられてしまう。
「こんな攻撃いつもの君なら異能で避けれただろうな。君の敵意を感知できる異能であればな。だが封印空間に体の一部が入った時点でもはやそいつは異能すらも使えない。全く。すごい空間をつくりだしたものだよあのお方は」
アワロを封印空間のキューブにとらえた後とある教師はゆっくり歩きながら職員室に向かった。




