遠足の護衛
「っ。そんなのしらねぇよ」
「知らない?おかしなことをいうんですね。自分の実力は自分でないとわからないはず。なのに知らないということはあなたは今も弱いということですよね?チームランク戦の上位にも入らずにいたみかけだけの3年生君」
アリサ先輩がガラの悪い先輩に言うとガラの悪い先輩は座っていた席からたち
「ああ!そうだよ!俺は弱いよ!だがそれがどうした?今年の1年生は強い異能持ちばかりなんだろ?それにそこにいるショウ・マスラギは個人のテンダーランク3位じゃないか!なら護衛なんて必要ないだろ!」
俺を指差して言うガラの悪い先輩。そんな指差して言わんでも。
「確かに彼には護衛は必要ないかもしれない。けれど他の1年生は異能は優秀でも未熟なものがまだまだ多い。守ってやるのが先輩というものでしょう。わかりましたか?」
アリサ先輩はガラの悪い先輩に言うと声を荒げておきながら無駄だと感じたのか「勝手にしゃがれ」と言って自分の席に座る。よくあんな奴が学級委員になれたな。何回もいうけど。
「それでは話を戻そう。護衛についてだが私は学園に残るつもりでいるので一応3年生からは2名だす。2年生からも2名だ」
3年生から2名と2年生から2名か。どうせペロちゃんは入るんだろうな。
「3年生からはバサラとマクスをいかせる。そして2年だがキーラとセインをいかせる。1年生諸君。わかったかな?」
え?ペロちゃん入ってないの?まさかの学園に残留組?マジで!最高じゃん。
「ちなみに2年のペーロス・ロコだがこいつについては楽しみにしておいてくれ。本日の議題は以上だ。今日はこれで解散するが1年生はあまり2年、3年の護衛が行くことをクラスのものに話さないように。怖がられても困るからな。それでは」
アリサ先輩は忙しいのか学級委員を終えた後に瞬時に教室から出ていき、アリサ先輩が出て行った後にアンさんが
「シ、ショウ君は、も、もう、か、帰るん、で、ですか?」
「いや。今日は帰りに訓練所によろうかな。昨日はよらなかったしな」
「そ、そう。そ、それじゃ、ば、ばいばい」
「ああ。また明日アンさん」
俺はアンさんと委員会をした教室で別れた後にゆっくり1年生訓練所に向かった。
1年生訓練所についてから訓練してくれる相手を探しているとモルクとマルを見つけた。
「お。モルクとマル。いたのか」
「うん。今きたとこ。モルクも」
俺が2人に聞くとマルが俺に言った。




