個人テンダーランク順位
「この順位は私達教員で決めたものだ。チームランク戦での戦いぶりを見てな。ある意味1位は3年生代表、2位は2年生代表、3位は1年生代表と言った感じだな。今年から学年別テンダーは廃止になったから1年生がこんな高い順位に入るとは先生も予想外だったがまぁマスラギの実力ならここまで評価しなければならないだろう」
高評価なのは嬉しいけど俺あんま上級生に目をつけられたくないんだって!ただでさえペロちゃんのせいで色々目立ってんのに!
「マスラギは無視して4位から書いていくぞー。説明したのに納得していない顔をしているからな」
納得してないよ。個人的には辞退したいよ。はぁー。
4位 キーラ・ナイド
5位 ギュウ・ナロタ
6位 セイン・カーウ
7位 マクス・ヴェール
8位 ミクス・ミス
9位 キリサキ・キサキ
10位 ヒキ・ヨウク
ギュウとキリさんもはいってるか。2人は流石だな。ギュウは黒板に自分の描かれた名前を見て
「あー。やっちゃった。これで僕もショウと同じくらいの評価になるねー」
ギュウは5位って確かに俺の順位と近いからそうなるな。キリさんも9位に入るなんて流石だな。
「うちのクラスから2人も出るとは先生全く思わなかった。それじゃ名前を書かれた生徒は個人ランク戦の時は強制参加で。他の生徒は希望した生徒だけ参加するように。それじゃ朝ホームを終わる。今回の結果をみて自分がどうするか考えるように」
先生はそれだけ言うとクラスから出ていき、1限目の授業の先生がクラスに入ってきて、1限目が始まった。
午前授業を適当に過ごした後俺は昼、ギュウといつも通り飯を買いに購買に向かう
「はぁーあ。どうするよ俺ら」
「どうするも何も仕方ないさ。どうせいつかボロは出るんだしそれが今か今じゃないかって話だけ。とりあえず購買で僕らの主食を買おうよ」
「そうだな。さみしい寂しいパンの耳でも買うか」
俺とギュウが購買に着くといつもはいないような生徒が1年生の購買にいる。なんだ?なんで今日は知らない人が多いんだ?
俺が考えながら思っていると俺たちのもとに先生が走ってきて
「マスラギにナロタ。すまない。これを渡すのを忘れていた」
担任の先生からよくわからないカード?みたいなものをわたされる。なんだこれ?
「先生これは?」
「これは今年から発行されたテンダーに入りしものだけ使える特別なカード。これがあれば朝昼晩ご飯の一品は無料だ。1年生から3年生の購買で使える。パンとかも一個無料だぞ」




