ジーノルドの成長
「やっとみつけたぜ。俺っちのビートでお前らを倒して先輩に褒めてもらうぜ!」
ジーノルドは俺たちに向けて異能、マイシャウトで音の攻撃をしてくるとマルはポケットから何かを出して
「爆破!」
マルは爆風でジーノルドの攻撃を無効化する。
「けっ!さっきから何度も何度も同じてを。攻撃ができないならさっさと負けてくれればいいものを!」
ジーノルドは音のブレスで何度も俺たちを攻撃し、その度にマルは爆風でジーノルドの攻撃を無効化する。
「私の攻撃は人には使えない。爆破の異能で服を破壊しようともしたけど全くダメだった。だから防御に徹するしかない。でもショウなら簡単でしょ」
「そうだな。それじゃ俺がやつをやってくる」
俺はジーノルドに向かって接近し、ジーノルドは俺に向かって何度も音のブレスを放つ。以前よりブレスの速度が上がっている。アザー先輩に鍛えてもらったからか?まぁこの程度どうってことはないがな。
俺は一気に急接近しジーノルドに向かって腹部に何度もパンチをくらわせる。
「がっは」
「これで終わりだな」
俺はジーノルドから離れようとするとジーノルドは俺の体を掴んで
「つ、かまえ、たぞ。はぁはぁ」
何!?数十発、軽くといってもジーノルドには強めのパンチをくらわせたはず
「へ、へへ。先輩の訓練、のおかげ、で、耐え、ることが、できたぜ。お前も、少し、くらいは、くらっと、け!」
俺はジーノルドの音のブレスをもろにくらってしまう。うぐっ!や、やるじゃないか。ジーノルドは弱いと思って油断していた。まさか、こんな、捨て身でこようとは。
だが俺に音のブレスを放った後ジーノルドは気絶し戦闘空間から離脱する。ジーノルドが離脱した後俺たちも戦闘空間から離脱し、講堂訓練所に戻るとギュウがまた2人をいさめていた。
「今回は僕が先にやられてしまったのも悪かったからさ。ごめんね。2人とも」
「全く。リーダーなのにあっさりやられるなんて情けない。しょうがない。今回もアデンは許してやるか」
アデンは決め顔でギュウに言うがジーノルドは
「いや。ギュウだけのせいじゃねぇ。俺っちも悪かった。すまないな。ギュウ」
ジーノルドが頭を下げてきたことに驚いたのかギュウはなぜか泣いていた。そうか。ジーノルドのやつ、アザー先輩に会って変わったんだな。いいことだと思うぜ。
「ごめんなさいですわ。2人の足を引っ張ってまっ先にやられてしまって」
モルクが俺とマルに謝ってきた。




