ギュウの本気
「それがこの前学園長室で言ってたのが当たってたみたいでな。ジーノルドのやつアザー先輩に惚れてたらしいんだよ」
あー。やっぱ惚れてたのか。
「それで、どっちから告ったんだよ」
「それはジーノルドから聞いて。それよりも今から僕と戦うんだからあまりイチャイチャしないでよな」
ギュウが俺に言うとマルとモルクは
「ちょっと!イチャイチャだなんて言わないでくださる!私はショウとはそんなんじゃありませんわ!」
「激しく同意!イチャイチャなんてしてない!ただの作戦会議!」
・・・事実、事実なんだが、そんな全力否定されると心が。俺のハート、ガラスのハートだからよ。パリンパリンよもう。
「なんか、悪かったな」
ギュウに肩を叩かれて俺は言われる。まぁいいんだが、なんだ、この複雑な気分は。
「両チーム話はまとまりましたか?そろそろ戦闘空間に転移していただきたいのですが」
審判の人が俺たちに言うと俺は「あ、はい。すいませんでした」と言った後に俺たちショウチームとギュウチームは戦闘空間に転移した。
戦闘空間に転移した後俺の近くにはギュウがおりジーノルド、アデンはいなかった。あの2人はマルとモルクも近くにいないからきっとあの2人の近くにいるんだろうな。
「どうやら僕とショウしか近くにいないみたいだね」
「そうだな。それじゃ今回はガチでやろうか!」
俺はギュウに接近しギュウにラッシュをかますがギュウは俺の攻撃をひょいひょいっと避ける。
「ったく。やっぱこれは避けるか」
「まぁね。僕とショウは似たタイプの異能だからね。戦闘面ではうまく役立てないというところがね」
ふ。俺の異能は戦闘に役立てられないか。確かに俺の異能は補助系に近いものだな。だが完全に戦闘に使えないということじゃない。
俺はまたパンチで攻撃しギュウは避けるが俺のパンチはギュウに避けらる前に速度を上げる。
「!?」
「俺の異能は戦闘に役立たない?そんなの誰が決めた?俺の異能は自分にも使える。どのようなものかは教えはしないけどな」
ギュウは俺のパンチをくらって血を軽く吐くとギュウは
「ふ、ふふ。いいね。いいね!ショウ!僕さ。本当は本気でやりたかったけどさ。バサラ先輩とかでも全力ではやれないなと思ってたんだ。でもショウなら。ショウになら本気で戦えるよ!」
次の瞬間ギュウは俺の横腹に蹴りを入れてこようとしたが俺はそれを腕でとめるが腕にかなりの激痛がはしった。




