キリさんの告白
「あ、あなた何を血迷っていますの!」
「ど、ど、同意!」
2人は動揺しながらも酷いことを言う。普通に傷つくんだけど。
「あら。私前にもいいましたよ?ショウさんが好きだと」
「好きになりそうですじゃなかった!?それに俺最近キリさんとあんまり関わりがないのに」
「んー。そうですね。今回の件でよくわかったんですよ。正直なところ今戦うまでお婿に来てもらうことにはためらいがありましたがやはり私の目にくるいはありませんでした。私の求めていた理想の男。それはショウさんです」
キリさんが俺に告白を始める。おぃぃぃぃ!はやくとめろ審判!
「おーっと!ここで敗者であるキリサキからの告白だー!さぁどう受ける!ショウは受けるのか!受けないのか!」
なんで煽る審判。もう試合終わったんだから帰らせろ。
「もう試合は終わったんだからこの話は終わりですわ!次の試合お願いしますわ!」
モルクは審判に言うと審判は「つまらないなー」と答えた後に
「それではショウチームにゴルドルチームはお下がりください。それでは次の試合コールしまーす」
審判が言うと俺とモルク、マルは急いで講堂訓練所から出た。
講堂訓練所から出た後モルクとマルが
「全く。あんな人前で告白するだなんてキリサキはハレンチですわね!」
「ハレンチかはわからないがモルクに同意」
モルクとマルが顔を赤らめながら言う。なんだこいつら。なんで照れてんだ?
「それより俺たち勝ったんだから今日はパーっと騒ごうな夜。まだ2試合あるからまだ騒げないけど」
「そうですわね。今日の戦いで成長が見れたのでたまには乾杯してもいいかもしれませんわね。今日は私がもやしのスペシャルをご披露いたしますわ!」
「いやそれはいい」
「今回はショウに同意」
俺とマルはモルクのもやしスペシャルを断るとモルクは「がーん」とうなだれていた。
俺たちが話をしている時に俺の近くにゆっくり誰かが近づいてくる。
「誰だ」
「誰だとは無粋だな。先週あったろうが。ったくよ」
俺に話しかけてきたのは先週クラスにきたキーラだった。
「お前の試合見せてもらったぜ。特にお前をな」
キーラは俺を指差して言うとモルクとマルが俺のそばまで近づいてきてモルクが
「ショウ。この人は誰なんですの?」
「私にも教えてショウ」
2人してキーラについて聞いてくる。
「この人は2年生のキーラさん。ですよね?」
「ったく。前に名乗ったろうが。キーラ・ナイドだ」




