モルクとマル
「空間の異能だと!」
「そうじゃ。何度言わせるつもりじゃ。アモウは今学園でつかっている戦闘空間をつくったものでもある。おかげでエンドレアス学年は近年より力をつけてこられたんじゃ。ゆえに奴の死は手痛いものであった。じゃから秘匿にしていたんじゃがアモウが昨日攻めてきた。そして自らが暗黒企業の人間と名乗りおった。奴のような異能使いがいるということはいつでも我が学園を落とせると言っているようなもの。じゃからお前さんらも気をつけておくように。わしが伝えたかったのはこれじゃ」
学園長は俺たちに言うと俺は
「え?バサラ先輩のことで何か言いたかったんじゃないんですか?」
「そのことかのう。そのことはわしらの方でなんとかするからお前さんらは気にするでない。起きてしまったことは仕方のないことじゃ。バサラのチームメイトと1年A組のコムに対してはこちらで調べるからおまえさんらは間違っても自分で探そうとするでないぞ?」
学園長は俺たちに言うと俺たちに「では授業に戻れ」と俺たちは学園長室から出るように言われた。
アモウのことについてなどはギュウとモルク、マルは少し気にしているように見えたがアデンとジーノルドは能天気にクラスに戻っていく。
「なぁ。学園長が言うんだ。バサラ先輩のことは学園に任せて俺たちは大人しくしていようぜ」
俺は3人に言うとギュウは「そうだな」と答えモルク達は何も答えずにクラスに多分戻っていく。モルクとマルが移動したのを見ると俺とギュウもクラスに戻った。
クラスに戻って大体2限目あたりから授業を受け、昼、午後の授業、放課後とあっという間に時間はたち俺とギュウは今週は目立たないようにしていようと昼に2人で約束し、放課後に訓練はしてもあまり遅くならないあたりまでやった。俺たちのことが疑わしいのか俺とギュウのチームとは誰も関わろうとはせず入学して2週間の終わりの日まで迎える。
いつもこれくらい何もないといいのだが連日ああだったのに急に何もなくなるってやっぱりあれだな。
次の日は土曜日でこれもギュウと約束していたことなのだが自分のチームのやつが早まったことをしないか見るために俺たちはチームメイトを監視するようにした。だが土曜日の朝、すでにモルクとマルの姿は寮の部屋にはなかった。
あの2人!学園長にあんなこと言われたのにまさか何かする気なのか!とりあえず1年生訓練所に行って2人がいるか確認しないと!




