始まり
初めまして夢見るヒゲ男爵と申します。
初めての小説家になろう投稿ですがよろしくお願い致します!
ここ最近思った事だ。
俺はゲームが好きなんだけど今どき?のゲームにやり甲斐を感じない。
何故かって?
皆で1つの家に集まってワイワイ遊んだりそれについてその場で話し合って対策だったり攻略法だったり、色々考えながら皆でお菓子を食べたりしてゲームをするのが堪らなく好きだった。
けど今のゲームはなんだ?ガチャ?限界突破?と明らかに確率要素が関わってくるようなものが多すぎてリアルマネーが飛ぶようなゲームがほとんどとなり正直つまらない。
だったら金をかけないでやればいいじゃないか?っと思う者もいるだろうが結局はランキング上位にいる者はほとんどが金持ち?か借金抱えて続ける人もいるらしい・・・恐ろしい世の中だよね・・・。
頑張ってやり続けたゲームは俺にあったが中学生の俺では社会人(言わば社畜)の人達には金の力に圧倒され、増してや圧倒的な金の暴力でボコボコにされた後に煽ってくる人も中にはいた。
「雑魚乙www弱すぎて話にならんわwww引退すれば?」
そいつはわざわざメッセージを送ってきて俺はあまりの理不尽さにムカついたのと同時に悲しくなったの覚えてる。
煽られてムカついたのはこれが初めてだった。
いつもなら軽くスルーするのにこいつにだけは無性に腹立ってメッセージを煽り返したら返事が返って来なくて返事をした事に後悔した。
だって第三者から見たら必死になってるみたいで恥ずかしくなってログアウトしたんだっけかな?
それ以来ゲームがあまり楽しめなくなったんだよな。
悔しいがどれだけ努力しても金の力に勝てないのはゲームを本気で楽しめているのだろうか?
なんか逆に縛られてるみたいで楽しめなそう。
偏見かもしれないけど上位のプレイヤーは金を注ぎ込んでは上位を常に維持し、チャレンジャーを跳ね除け続ける・・・そして上位陣同士で争い、高みの存在に常に居続ける。
うん
それはそれでつまんなそうだ。
つまりは中間が良いってことだな!
そういう事にしておこう
っと過去を思い出すのも気分が悪くなるのでここまでにしといて俺は日下田 優太と言うがちょっと変わった名前の中学3年生だ。
名前を言う度漢字どう書くの?と皆から疑問をぶつけられるがもう慣れたもんだ。
「にしても俺ら明日から高校生とかあまり実感無いな優太!」
「そうだね。俺やっていける自信あまりないな・・・。大樹はどう?」
俺と話しているのは家が隣で親友でもある飯島 大樹だ。普段はやる気のない奴なんだが明日からの高校生活とあるゲームの発売でテンションがいつもより高い。
よく俺と大樹は家が隣なだけあってお互いの部屋が向かいにある形になっており、窓を開ければすぐに大樹と話せるくらい近い場所にある。
大樹はラフな格好でジュースを飲みながら話すという・・・こんな事を10年くらい続けている。
我ながらよくやってるなこんな事。これで相手が女の子だったらって思った事があるが現実は非情である!
・・・・・・いやなんかごめん。
「俺はとりあえず高校生活は平常通りで行くけどそんなことよりマジックソルジャー・オンラインが楽しみでしょうがねえよ!」
「・・・・まあ大樹らしいか。」
大樹はゲームの事となると結構熱くなるくらいにゲーマーだ。
むう・・・。俺はお前のそういう所が羨ましいぜ・・・。
とは言っても俺もマジックソルジャー・オンラインというVRMMOゲームが世界で初進出するという事で期待してる。
今までのゲームとは勝手が違う。自分がゲームの世界に入るなんてweb小説とかの世界だと思ってたのにそれを作ってしまうCODE社はすごいな。技術の結晶もんだろ。
「そりゃ早くVRMMOゲームの世界に入ってみたいだろ!どんな感覚なのか?普通はそのゲームがどういうゲームなのか宣伝するのに[初!VRMMOマジックソルジャー・オンライン始動!]っていうPVだけで中身何も宣伝されてないんだからな!
気になるに決まってるだろ!」
大樹は興奮し過ぎて若干早口なのが面白い
「確かに。まあ学校生活も重要だから今日はもう帰ろうか」
「だな!優太もやるでしょ?」
「もちろんやる!」
「そうこなくちゃ!それじゃ優太またな〜」
「うん!じゃあねー」
お互いに挨拶をし就寝の準備をする。とは言っても風呂は既に入っていて後は歯磨きをして寝るだけだ。
洗面所で歯磨きをし、期待と不安を背負いながら俺は深い眠りにつくのであった。
高校生活始まる前日って興奮して眠れなかったなぁ