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第7章:狐と月とカーテンの煙

この章では、ヒカルと茜の関係が少しずつ変化していく様子を描いています。狐の少女の自由さと、教師の慎重さがぶつかり合う一方で、二人の距離が不思議と近づいていく。— そんな夜の小さな冒険です。

ヒカルは、頬によだれを垂らしながら、ソファから飛び起きた。

「茜!」 狐の少女を思い出し、彼は叫んだ。

家中は真っ暗だった。彼女を探したが、台所に焦げ跡と、皿からいくつかのリンゴがなくなっているだけだった。

心配になって、彼は彼女を探しに出かけた。

「先生!」 鋭い声が上から聞こえた。

茜は屋根の上に座って、赤い尻尾を揺らしながら月を見ていた。通りかかった隣人が立ち止まって見ている。

「それは...尻尾?

コスプレだよ!」 ヒカルは緊張しながら答え、不器用に鉄格子を登った。

キツネは超自然的な軽さで彼を引き上げた。

「ここは瞑想に最適な場所よ」と彼女は牙を見せながら微笑んだ。

「今夜だけだよ」と彼はため息をついた。

「じゃあ、中に入ろう!」

抗議する間もなく、茜は彼を抱き上げ、飛び降り、カーテンを焦がす火の跡を残した。

「母に殺される」と、被害を見てヒカルは呟いた。


ヒカルの家がだんだん妖怪の集会所みたいになってきた気がします(笑)。でも、こういう日常の中の非日常って、書いてて一番楽しい。次は、茜がまたとんでもないことをしでかすかも?お楽しみに!

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