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クリスマス・インザ・レイン

作者: Sugarもなか

雨が止まない小学校があるんだって、

その学校に行くといつも雨で土砂降り。

どうしたら止むのかな?__



 実は、僕はサンタクロースの末裔の見習いサンタ、

この雨がいつまでも降り続ける小学校の子供達の中に「プレゼントは学校の雨を辞めさせて下さい。」

という願いがこもった手紙が何通か僕の所に届いた。


 望みのプレゼントを作ろうと思ったが、「雨を止ませる方法なんてどうすりゃ良いんだ〜!」と悩んでいた。


他の見習いサンタの皆はプレゼントを作ってもう包装している。俺だけビリッケツだ。


 それを見かねた、僕の師匠の大サンタクロースの爺さんがボソッと僕にだけ助言をしてくれた。


「雨が降るということは誰かが泣いているということじゃ。さて、誰が泣いておるのかのぅ?」


誰かが泣いてる?この小学校の中の誰かか?僕は小学校を空から望遠鏡で覗いてみた。


 しかし、子供達は元気そうに授業をしていた。

子供達は元気そうだ‥、うーん。

机に膝をつけ顎につけて悩んだ手がツルッと滑り

望遠鏡がグルッと屋上を見た。

屋上にデッカいヒビが入っており、その小学校の校舎がエンエンと泣いていたのだ。そうか‥泣いていたのは小学校の校舎だったのか‥!


僕はクリスマスの日に、

その小学校にソリで降り立ちの屋上のヒビを修理して治した。


 たちまち小学校は泣き止むと、降っていた雨は止み、雲の間から太陽が徐々に出ていき、小学校が満面の笑みを浮かべる、

すると同時に虹がその小学校の校庭に降り注いだ。



 下校をしていた、子供達は『やっと雨が止んだ!!』と空を全員で見上げると、サンタクロースがソリを乗って虹の向こうに駆けて行くのが見えた。

 

 手紙を出した子供達は『僕たちがサンタクロースに出した手紙が届いたんだ!!プレゼントがくれたんだ!!』と喜び、


サンタクロースの「メリークリスマス良い聖夜を。」という声が

微かに聞こえたのだった。


fin


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