12話 夢野アカリ配信にて
「やっほっほー!夢野アカリだよー!」
:やっほっほー!
:待ってたー!
:毎日毎日次の配信を楽しみに生活してます!
配信開始あたまから同接7万人、高評価5000越超え、いろんなタイミングでスパチャが飛ぶ。まさに圧倒的な人気を誇るVTuber、それが『夢野アカリ』だ。
「今日は雑談配信枠の予定なんだけど、みんなにしつもーん!この前私がスリートしたKanoneくんの曲聴いた?」
:聴いた聴いた〜
:スッゲェいい曲だった
:あれあかりんが指導したってマジ?
「そーそー。Kanoneくん、最初教えはじめた時から、筋がいいなーとは思ってたんだけど、まさかあそこまで成長するとはね〜」
高速で流れていく視聴者のコメントを的確に拾い上げ、そこから色々コメントを返していく。プロだからこその気遣いも大事だ。そんな中
:批判するわけじゃないけど、なんでKanoneの指導しようとしたの?
というコメントを見つけた。それに対し
「前話したことあるかもだけど、自分で作った曲を歌うだけじゃなくて、誰かに曲を提供してもらいたいってのがあるんだよね。で、今活躍してる有名どころは、はっきり言って楽曲提供の依頼とか難しいんだよ」
:へー
:なんか意外
:あかりんの事だから気にせずお願いして、二つ返事でOKもらってそう
「ちょっと〜、私に対する妙な偏見持ってる人いるんですが〜。まあ、今話した通り、普通にしてると見つからないんだよね。で、そこで思いついたのが『自分で原石を探して磨き上げよう!』ってわけ」
:なるほどね〜
:普通にアリなんじゃね?
:時間かかるけど確実性高そうだし
「で、彼はすごい偶然が重なったのよ。詳細は省くけど、すごい出会い方して、そこから教える流れになったの(実際最初の出会いは中々に壮絶だったし)」
:へー
:色々事情ありそうだな詮索はしない方が良さそう
:おっと?今少し心の声が聞こえた気がしたぞ〜
「まあまあ。そこは置いておくとして、Kanoneくん、もうすぐ2曲目が完成するらしいんだよね」
:え、マジ!?
:1曲目であれだからな〜期待が持てる
:前回とは違うテイストになるだろうけど、どうなんるだろうか
「そう!気になるよね〜。前回は行き詰まって私に聞きに来てくれて、その時にちょっと聞かせてもらったりしたんだけど、今回は私も完全初見なんだよね」
:スリッターに前奏部分だけ上がってたよー
:前奏だけでも神曲確定
:投稿自体はまだ先みたいだけどね
「あ、そうそう1曲目のMVは、イラストも映像も私の知り合いのミランに頼んでたんだけど、今回は自分でイラストレーターさん探して、映像編集は自分でしてるみたいだね」
:マジ!?有能君じゃん
:ボカロP以外でも食っていけるだろ
:曲作れて編集できて、絵描ければ完璧なんだけど…
「あ〜、絵はね〜、本人が下手だって言ってるし、私から見ても…」
:あ…
:禁忌であったか…
:彼のコメ欄でも触れない方が良さそう
「って、Kanoneくんの話で長くなりすぎちゃった!次の話題に行こうか!」
こうして行われているライブ配信だが、何かしらあるとすぐにKanoneの話題に行ってしまうという、彼女の配信屈指の迷配信回になった。
合宿から帰ってきて疲れましたYuです
最近忙しくて執筆時間も取れてないのが現状です
書き溜めはあるのですが、いかんせん不安症で、いつ途切れるかずっと怯えてますガタガタ
んで、つい最近気付いたことなんですが、ぶいすぽさんに夢野あかりさんがいらっしゃいまして、私の執筆中のこちらの方で、同姓同名で出していました
夢野あかりさんのファンの方には申し訳ございません
決して真似しようと思って書いたわけではないのでどうか大目に見ていただければ…
流石に今から全て書き直すのも時間的に難しいので、このまま行かせていただきます
どうかご理解のほどよろしくお願いします
では今回はこの辺でお暇させていただきます
また次回お会いしましょう〜