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Case5 スライムゼリー
70代男性
一人暮らしで漁をして過ごしており
毎日魚を卸していたが
とある日にいつもの時間に来なかったので
家を訪ねると倒れている御本人を発見
急ぎ運び込まれたが、死後12時間を過ぎていたため
蘇生は不可能
解剖の結果、気管から肺にかけてスライムゼリーが詰まっていた
■スライムゼリー
スライムから取れる粘着性のあるゼリー状の液体を煮詰めて
果物と共に煮込み味をつけて食すもの
生きの良いスライムからゼリーを取った場合
煮詰めても動いてしまうので
かならず2日はツボなどで放置しておくこと
今回のスライムゼリーは鮮度が良すぎて
解剖の時点でも動いていた。
そりゃ、喉に詰まるわ………
知らない人間の素人調理が
いかに危険かを教えてくれる事故だった