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異世界食中毒物語  作者: 花月正宗
3/14

Case2 ゴブリンの肉

・13歳女性 スラム街貧民 痩せ型


下痢と吐き気を繰り返し

腹痛が治まらないため、診察しにくる。


腹部を触診したが、特に違和感はない。

症状は昨晩から。

下痢が凄いとのことで、診察中にも一度便所に向かった。


丁度いいので便を採取し、魔法鑑定したところ

多数の病原菌が確認された。

単純に食中毒だが、これはかなり多い


話を聞いたところ……


「昨日のお昼に、食堂のゴミ箱にお肉があった」

「固そうなお肉の中に柔らかそうで美味しそうなのがあったので、持って帰って煮て食べた。美味しかった。」

「手を洗ったか?洗ってない。お肉煮るとき?フォークで入れたよ?フォーク?洗ってない。」

「我慢できなくて、煮てる途中、ちょっと赤いうちに食べちゃった……あっ、ごめんなさい、おトイレ……」

「私、毒耐性中があるからお腹壊したことないんだけど……」


該当の食堂に調査しに行ったところ

その日は【ゴブリン肉のしゃぶしゃぶ】がランチだったそうだ……


★治療法★

マンドラゴラの根を粉末にした乾燥薬の投与し

同じ薬を3日分服用するように手渡し。

水分補給を念入りにして、3日間の絶食を指示。






■ゴブリンの肉

ゴブリンの肉は筋ばってて硬いと思われがちだが

実は腹部の肉は非常に柔らかくてうまい


気をつけるべきことは悪食なので

ちょっとでも火が通ってないところがあると翌日腹を壊す


三日三晩の下痢と吐き気に悩まされるからな


毒耐性効かないから気をつけろよ

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