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異世界勇者と魔法の図書館  作者: カユラ
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勇者になる前日④~冒険者~

 冒険者とは、連合国が支援する対魔物専門の職業である。現在、大陸では四つの勢力に別れている。西の覇者[パリオン帝国]、南島群を統一した[デロント皇国]、東のと北の[アーデ連合国]、中央に位置するドーナツ型の湖の中心にある島に、神格の象徴”無知の塔”がある[ナリス島]がる。


 戦争は近年50年おこっておらず、その理由としては他国に攻め入る軍事力が、どこの勢力にも確保ができていないからだ。神格が存在するには下界の人間達に奇跡を授ける代わりに詩や書物として語り継ぎ、信仰してもらう必要がある。そして、信仰が途絶え、誰からも忘れられてしまった神格は消滅し、魔王となる。  


 魔王は悪魔と呼ばれる配下を作り、その悪魔が魔物の母身体となる。近年戦争が起っていない理由としては、魔王が複数体同時期に現れ悪魔を作り魔物の数を増やしているのだ。


 魔王は元神格であり、その戦闘能力は一国の総戦力をもってしても打ち払うことができるかわからない。歴史上の文献では今までに11体の魔王が誕生し、大陸に多大な被害をもたらしたと記されている。そんな魔王が確認している個体で2体、ほかに確認できていない複数体の個体が存在している。戦争なんてやっている暇はこの世界にはない。


 話は戻るが、北と東の[アーデ連合国]は対策として冒険者政策に力を入れている。冒険者はギルドと呼ばれる組合(商人ギルド、運搬ギルド、鍛治ギルドなど)に参加することができ、冒険者専用の冒険者ギルドも存在する。ココで登録、依頼、換金、情報の交換、などを行うことができ、その街や村で役所より大きく作られており、一目でわかるようになっている。


 冒険者登録をするために街にいき、登録したのち依頼掲示板を眺めていたところ、行商人クラウスの護衛(日陰の村)と書かれた依頼書をみつけ、その依頼を受諾した。難易度はE~SSまであるのだが、B級だった。余裕でした。


 そして、今に至る


 「冒険者のあんちゃんに会わせてほしい人が二人いるんだ。商売するために村長と、ワースさんっていう男なんだけど、知っているかい?」


 ワースという男はこの村なら誰もが知っている有名人なのだが...


 「クラウスさん、村長はたぶん広場前にある商業テントにいると思うよ。」

 この首にかけている指輪が妙に熱き感じた。 


 「おお、わかったよ。それでワースさんは」


 「ワースは偉大な冒険者でオレの父さんだ。ただ、もう死んじまってる」


 そう、ワースはこの指輪を形見として、魔王に匹敵する魔物の頂点、呪龍[ゼペス]と相打ちとなりこの世を去った男の名前だ。


 「冒険者のあんちゃんには申し訳ないコトをきいていまった。すまない。」

 

 「全然いいってことよ」


 この人本当に優しい人だ。魔力の本流は海族のしか見えず、人族には見えない。しかし彼はとて優しい魔力を持っているのだろう。


 「それじゃ、冒険者のあんちゃん。ありがとう!そういえばまだ名前を聞いてなかったな。」 

 今更感ははあるけど偉大な冒険者と偉大な剣士の息子の名前を教えてやろう。


 「クラウスさん。オレの名はアレンだぜ。」


 「アレンか。覚えておくよメルデューガ!!」


 「メルデューガ!!」  


 メルデューガとは、あなたに幸運が訪れますようにという意味だ。

クラウスはデブで歩きでだいたい3-4日で[日陰の村]到着しました。

なお、アレンは2-3時間で村から街を往復することができます。


比較にならないですね

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