表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界勇者と魔法の図書館  作者: カユラ
3/7

勇者になる前日②~洗礼~

 村に着くまでの二日間で、虫型の魔物に襲われてからさらに虫型が一回と狼型が二回、さらにスライム型の少し珍しいやつが1回で、計4回戦闘になったが難なく殲滅、撃退した。しかしゴーストの封印体のせいかはわからないがモンスターの強さにバラつきが目立つ。普通、君臨型の魔物にしか見られない傾向で、一般的な族型魔物は巣から餌となる”魔素の核”を同じ強さの身内同士でグループを作り獲物を探すのだ。これには様々な説があり、族型魔物と君臨型魔物にも違いがないとい説や、狩りをするさいに力がばらけていると”魔素の核”を一番強い魔物が一人締め(人じゃないけど)してしまい、魔物の種の進化の過程で学習したのではないかという説の二つが有力となっている。ちなみに君臨型魔物とはアリ型や蜂型など、が確認されている。

 



 「さあ、つきますよ覚悟してくださいねクラウスさん。この村はちょっとほかの村とは違いますからね!ちょっと!武器の類いは早くしまってください!首にかけている魔法道具もしまってください!彼らがすぐ来ますよ!?」 


 「あ、ああ。わ、わかっわかったからそうひっぱらんでくれ、貴重なモノなんだ!」

 

 カーンカーンカーン!テキシュウ!!!


 村の見張り台から鐘の音と敵襲という不吉な単語がきこえてくる。やってしまった...。


 「もう間に合いません。クラウスさん。覚悟を決めましょう。」


 「え?冒険者のあんちゃん?もしかして噂通りなのかい?」

 クラウスが引きつった顔をしている。

 (オレ一人なら鐘は鳴る前に村野中に入れるんだけどクラウスさんがいるからなぁ...アレ、どうしようか)


 どうやって”洗礼”と呼ばれるこのイベントを突破しようかと思っていると、見張り台の上から火球の奇跡が飛んできた。

 奇跡とは精霊、天使、神などと呼ばれている神格への信仰心や慈悲に依存し、信仰しているものや神格からの慈悲によって扱える奇跡は異なる。一定以上の信仰がないと扱うことができない。しかし神格に愛されている者は信仰など関係なく扱うことができる。また媒介がその場合与えられ、魔法とは異なる。ちなみにオレはつかえない。


 「洗礼は村の外的用結界の中に入ってしまえば終わるとにかく下がっていてくれ」 

 オレは剣に魔力をこめ、刀身が黒くうっすらと発光する 

 [飛影斬] 

 オレの放った斬撃が奇跡の炎にあたり爆発した。爆風でしばらく視界が悪くなる今のうちに村にはいいって洗礼を終わらせようと思っていたのだが、爆風は二弾、三弾目の火球の奇跡がはらってしまった。


 (くっ!洗礼をちゃんと受けたことがなかったけど、ここまでめんどくさいなんて...)

 二度目の[飛影斬]を放とうと魔力を刀身に集中させる。その時間、一振り1秒。

 

 二振り、三振りと火球の奇跡とあたり爆発していく。

 

 五弾、六弾目の火球の奇跡も[飛影斬]で防ぐ。見張り台の奇跡は二発までしか連発できない。


 「拉致があかない。クラウスさん!次の爆発で走って村にむかって全力で走ってくれ!」 


 オレは魔力をこめ、刀身は[飛影斬]のときの黒ではなく空色に発光している

 

 [夢幻斬]

 


※神格は精霊、天使、神と呼ばれているだけでこの三種類が存在している訳ではない


※魔力については後ほど本編で

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ