迷惑な来客
人や動物が寝静まった夜、1人の男が目を覚ました。
「やれやれこんな時間に来客とは」
男はジャグリングナイフを手に取り闇の中に身を潜めた。
3人の男達は1人の男を殺すために雇われたプロの殺し屋である。
男達はある家の玄関の扉をピッキングして侵入しようとしていた。そしてリーダーらしき男が合図を送り闇の中に入って行った。
殺し屋が侵入して来たとき、男はあくびをしていた。
「ふぁ~~」
人が気持ち良く寝ていたのを邪魔しやがって
さて、相手は3人で全員が銃を所持していると、取りあえず2人は殺して1人は尋問するか。
男は3人の殺し屋のうち一番最後に入って来た奴に狙いを定めてジャグリングナイフを投げた。ナイフは見事に相手の頭に突き刺さり倒れた。そして、男はすかさずもう二本、今度は最後から二番目に入って来た男の左手と右手にナイフを命中させた。
リーダーらしき男に戦慄が走った。入って数歩進んだとき何かが倒れる音と自分の仲間の聞いたこともない悲痛な声が聞こえた。
リーダーらしき男が振り替えるとそこには頭にナイフが突き刺さり動かない仲間と左手と右手にナイフが突き刺さりもがき苦しんでいる仲間がいた。
リーダーらしき男が仲間の元に駆け寄ろうとしたとき自分の首に冷たい金属のような物が突きつけられていた。そして男の声が聞こえてきた「チェックメイト」という声が。
「お前は誰のさしがねでここに来た?」
男はリーダーらしき男に尋問していた。
「……」
「黙秘をするなら俺もそれなりの態度をとらせてもらうとするかな」
男はナイフが手に刺さっている男の手を足で踏みつけた。
「うがあぁぁぁぁー」
ナイフが手に刺さっている男の顔は悲痛を超えて紫色になり動かなくなった。
「あら?気絶しちゃった、じゃあもう片方の手を踏んで起きてもらおうかな」
「ま、まってくれ答える、答えるからそれ以上は止めてくれ、頼む。」
「じゃあ改めて、お前は誰に雇われた?」
「俺達を雇ったのは若い女だった。それしかわからないんだ。本当だ信じてくれ!!」
「顔はわからないのか?」
「仮面をしていたからわからない。でも声が若いからきっと若い女だ。それ以外のことは本当に何も知らないんだ。」
これ以上は本当に知らなさそうな感じかな
「あっそ、教えてくれてありがとう……じゃあサヨウナラ」
「待ってく」
ブス!………バタン
「やれやれ、俺を狙ってる奴の正体もわからないし、家は血まみれだしで嫌な夜だな~」
あ、でも血まみれにしたのは俺か。
まぁ~どうでもいいや
「ふぁ~」
寝よ。
その前にこいつらどうにかするとするか。丁度明日は燃えるゴミの日だからその時に捨てるか。
眠たい…速く寝よ。
男は再び闇の中へと姿を消していった。
そして玄関には3つのゴミ袋が置かれていた