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友人を庇って英雄扱いされたかったのに

これは30歳のおっさんである俺が選んできた、

悪い方を選んだらどうなるんだろう?という衝動に駆られて、色々失敗してきた経験談である。


時は小学生時代。

なんで怒られたのかは定かではないが、

友人と一緒に先生に怒られている俺。

元々、問題児だった俺は良いとして、

なんでふたり一緒に怒られてたんだっけな?

忘れちまったけど。


俺はよく漫画やアニメ、ドラマなんかでよくあることを実践したがってた。

実際、成功した例もある。

今日から俺は!!というヤンキー漫画で主人公の、

三橋が卑怯な手段で勝ちに行く。

その卑怯な手段を真似て喧嘩に勝ったこともある。


そういうわけで、不利な立場の友人の罪を全かぶりしたら、後で凄く感謝されるのでは?

そう思った。


そして俺は自信満々に、「全部俺がやりました!」

と先生に言った。

正直、先生の話は全然聞いてない。

だってもう英雄扱いされるだろうと、妄想していたからである。


現実は違った。


友人が黙ってりゃ良いのに、「いや、僕もやりました」

って言い出す。

俺の頭の中では、「えー!なんで言うんだよ!」、

「オイオイ、コイツバカか!?」

等と天使と悪魔が一緒になって友人を罵っている。


あれよあれよと言う間に、

結局ふたりで一緒に怒られた。


怒られ終わった後に、「さっきは庇ってくれてありがとね」なんて友人に言われたけど、

だったら黙っとけやボケカスアホンダラと、

心の中で叫びながら、

笑顔で「良いよ、全然」と返した。


良くねえよ!

お前が訂正しなきゃ、俺は怒られ損&言った瞬間に訂正される辱めを受けることにはならんかっただろが!


教訓としては、「友人を庇うのは二度とやらん!」

である。

変な人生、変な気持ち、基本的に変わってるとか、変人みたいな扱いだったなそういえば。

それは否定しないけど。

これ、こっち選んだらヤバイだろうなって分かってても選んじゃう。

なんか、渡るな危険って書いてあったら渡りたくなるみたいなのと一緒なのかもしれない。

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