第一話 始まりの日
初めて書いた小説なんで生暖かい気持ちで読んでくれるとありがたいです。自作シナリオのリプレイを小説に直した感じなので設定が緩めでGMも緩いです
蒸し暑いが儚くあっという間に過ぎていく長期休み、夏休みにいつもどうりtrpgを始めようとしていたときに俺の人生のなかで最も驚き、一生忘れられないような出来事が起こった。
今日は友人の柏木が初めてシナリオを作ってきたと言うのでいつものメンツで集まりいざ始めようとしてた。
柏木「ほなpc紹介お願いします」
初めてのGM、そこにいた全員が柏木が緊張しつつも頑張ろうとしているのを感じ取った。
俺から行かせていただこうかな。
名前は谷野 真琴、高校2年生の17歳で友達が多いです。
なかでも大地とはとても仲が良いって設定。
幼い頃は習い事の水泳で選手クラスだったので基本およげます。
中学の部活動ではバレーを、高校では弓道をやっていたため跳躍と精神力、あと目星が高めの一般人枠のですかね
手慣れた口調ですらすらと作ってきたキャラクターを紹介した。他の参加者がそれぞれ持ち寄ったキャラ紹介を終えようとしたその時、体が少しずつ光の粉に変わりパラパラと消えていった。
??「大丈夫とかゆうレベルじゃないやん?」
誰が言ったか分からないが大丈夫な訳ないだろ
遠のく意識のなかで最後に聞き取れた言葉だった
目が覚めるとそこは異世界だった
なんでだよまじで、と思い混乱する頭をどうにか落ち着かせるため回りを見渡すと
そこに広がるのは異様に背の高い木々、空を飛ぶ飛竜、駆けて行く牛のようなバケモンの列、うん異世界やね
最後の希望を試すが如く頬をつねってみた。痛い、夢ではないようだと悟ってしまった。膝から崩れ落ち、これから先のことを考えるだけで思いやられるというのが表情から見て感じられた。
絶望でしかない、どうするねんこれと思っていた矢先、脳内でどこかから声が聞こえてきた。
?「聞こえますか~私今回のGMを務めさせていただきます。神でーすよろしく」
その声はどこか幼げがあり、深刻な状況とは裏腹に少し馬鹿にするかのような言葉にイラつきを覚えた。
なにが神だよ軽々しく神名乗んなまじと思ったであろう
神?「まあ混乱してると思うけど真琴くんほら深呼吸深呼吸」
真琴くん、その呼ばれかたに疑問を抱くが神?は続けて話し始めた。
神?「まずは分からないことだらけだと思うけどステータスを見たかったら見たいと念じれば出るから」
真琴は訳が分からんという感じであったが言われるがままとりあえず"ステータス"と念じてみた。
谷野 真琴
STR11 CON16 POW17DEX10 APP15SIZ13INT18 EDU16HP15 MP17 SAN85 アイデア90 幸運85 知識80 db0
所持品
弓 1個 2寸伸の弓道用の弓
矢 6本 6本で1組 すべてカーボン矢
職業高校生
高校2年生の17歳、友達の大地とはとても仲が良い。幼い頃に水泳で選手クラスだった。中学ではバレーを高校では弓道をやっていたため跳躍と精神力が高い。
宙を浮く画面に書かれた内容は間違いなく俺が作ったキャラクターシートだった
因みに大地とは本来やるはずだったシナリオのNPCのこと
そして俺の名前が作った谷野真琴になってしまっていた
あと一つは思っていたステータス表じゃなかったことだ
異世界だからHPとかMPはよく分かるがスキルとか魔法とかそういうのは無いんですか
などやはり思うことは沢山あったが神はそんなことはお構いなしに言った
神「それではシナリオ----ーー始めたいと思います」
いや待て待てなんだシナリオってそらtrpgだからシナリオなのは分かるがそうではなくて、あと全然聞き取れなかったし
他にも聞きたいことがあったので聞くと
神は俺の質問に対してこう述べた
・やるべき事は同じだから俺がなにか考えていても無駄であること
・俺のやるべき目的はこの世界を支配しようと企んでいる組織の計画を阻止すること
・元の世界に帰るためには目的を達成する事が第一条件であること
・目的を達成出来ずに長い時間この世界で暮らしていると前の世界の記憶が消えるためタイムリミットがあるということ
ふむ、ひとまずその支配しようとしている組織とやらを探し出さなければいけないんだな
とりあえず俺は探索者だ ひたすら情報を探してみるしかないな
神「これから短い間だけどよろしくね真琴くん!」
谷野 真琴 初期技能値
キック 60
投擲 50
弓 70
回避 60
MA 31
隠す 30
水泳 80
跳躍 75
目星 75
聞き耳 40
言いくるめ 30
精神分析 51
図書館 30
心理学 50
その他 初期値