広大なる草原
俺たちは隣の街を目指して草原を歩いている。この草原に出てくるモンスターは大体雑魚しかいない。まず雑魚モンスター代表のゴブリン。そしてスパイダー。バット。
たまにガイコツが出てくる。厄介なのはガイコツとバットだ。バットは空を飛んでいて魔法じゃないと届かないからだ。ガイコツは単純にこのあたりだと強いからだ。
「ゴブリンだ。」見張の戦士みんなに呼びかける。
「シーゴブリン何体だ?」そう尋ねる。俺は戦士シーヌを略してシーと呼ぶことにした。「7体だ。」まあまあ多い。ゴブリンは群を組んでいるモンスターだ。大体4〜10体ほどの群れで行動しているらしい。 俺とスーは前へ出てゴブリンと戦う。魔法使いは俺たちの援護に回る。僧侶は回復役だ。ちなみに魔法使いは水系の魔法が得意で炎系の魔法は苦手らしい。水に対して嫌なことがあったみたいなのになんでなんだろうか。それは置いておいといてゴブリンと戦う。俺とシーは、ゴブリンに斬りかかった。その攻撃でゴブリンはやられた。これを見たゴブリンたちは怯むどころか逆に仲間の仇を取らんとばかりにシーの方を棍棒で殴りつけた。「っウ」痛そうな声を上げると僧侶がすぐに回復魔法をかける。「ありがとうなモト。」そういいながらさっきのゴブリンを切った。「みんな離れて。」魔法使いがそういうと、水が現れた。ゴブリンたちを水の中に閉じ込め溺れさせた。
「なかなか恐ろしい倒し方だなギール。」シーがそういう。シーってみんなと仲良いんだな。俺はそう思った。
「みんな始末を終えたら行くぞ。」