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聖戦士シャーロイル~名探偵になりたかったのに、何故かヒーローになってしまった~  作者: XX
第9章:憎悪の代償

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第96話 聞かれませんでしたから

 何で、市子は監禁されていたんだ?

 早々に人工授精なり、凌辱するなりして、市子を妊娠させる方向で動くべきだろ。

 子供に用があるんだから。


 でも市子は監禁されていただけで、何も性的暴行は受けなかった。


 ……おかしくないか?

 ノンビリというか……


 いや、市子が無事なのは無論嬉しいんだけど。


 俺は


「なぁ、君ら聖母体質について何か知ってないか?」


 近衛戦士の2人に訊ねる。

 すると


「何を知りたいのですか?」


 ゼルノスが平常の声でそう返してきて。


 言いにくかったけど、市子が性的暴行を受けていないのが変だと伝えた。

 すると


「ああ、聖母体質のせいで高プシュケーの子供が生まれるのは、望んで産んだ場合です。無理矢理産ませても、タダの子供で産まれます」


「ですから、藍沢さんが性的暴行を受けなかったのは全然変じゃありません」


 ……そんなことを教えられる。


 それを聞いて思った。


 ちょっと待てや。


「知ってたなら最初から教えろよ!」


 あのときの俺がどれだけ罪悪感で苦しかったか。

 市子が高確率で無事で居られる保証があるなら、先に教えて欲しかったよ!


 だけど


「聞かれませんでしたので」


 しれっとそう返して来やがった。


 あのなー。


 ……やっぱ俺、こいつら嫌いだわ。

 まぁ、そのせいで修行に必死になった面はあるんだけども。



 しかし……


 そうすると。

 色々とまた、仮説が浮かんでくる。


 ……法王バイルが市子を救いに来たという話についてだ。


 それについては……


 ……仲間割れ。

 これは多分無いだろう。


 ゼイモンは孤立してるみたいだけど、他のノーブルクラスは連携してるみたいに見えた。

 確かバイルは


「同じナラッカ。天魔王陛下に仕えご恩を受けた同胞」


 って言ったんだ。

 ゼイモンに。


 仲間意識が高くて、主君に対する忠誠心も高い。

 そんな奴が、功名心に駆られて仲間の成果を掠め取ろうなんて。


 ……ちょっと考えにくい気がした。


 じゃあ多分、何か理由があるんだろう……。

 おそらく、市子に出産を同意させるための……。


 その理由……。


 それを考えたとき。


 今更だけど、思い当たった。


 ……自分の子供をバイルに喰わせた母親たちに。

 実の母親が子供を怪物の餌に差し出す構図が許せなくて、悍ましくて。

 まともに考えるのを避けて来たけど……


 冷静に考えると、おかしいだろ。

 何故あの母親たちはそんなことをしたんだ……?


 実は血が繋がっていなかったとか?


 いや……


 あんな可愛い盛りの子供を、怪物の餌食なんて。

 人の所業じゃ無い。


 他人の子供でも普通は無理だ。


 だとすると……


「……洗脳」


 もっと俺は考えるべきだな。


 本当に今頃になって俺は、その可能性に思い当たったんだ。

バイルの能力がバレてしまいました。


読んでいただき感謝です。

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