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聖戦士シャーロイル~名探偵になりたかったのに、何故かヒーローになってしまった~  作者: XX
第7章:キズナネット

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第82話 聖戦士の真実

「まったく、チョコマカ動かれると面倒であるな」


 ベルゼブは落ち着いていた。

 追い込まれ、動揺しまくってる俺とは対照的に。


 ヤツは


「……面倒である。吾輩、お前たちの最大級の技であるメギドブラストを受けて立つぞ」


 そんなことを言って来た……




『メギドブラストを撃てだと……? ミユキ! これは罠だ!』


 俺もそう思う。


 ゼイモンだって、緩くチャージしただけのメギドブラストの直撃を喰らったとき、ダメージを受けたんだ。

 フルチャージを浴びせれば、タダでは済まない。絶対に。


 なのに


「……どうした? やらんのか? 別にやらぬならやらぬでいいぞ?」


 その場合は、そこの女を貰っていくだけだ。


 ベルゼブの言葉。

 それで理解した。


 ……俺たちに選択肢は無い……!


 やってやる……!

 舐めんなよ……?


 俺はこれまで、メギドブラストで葬って来たナラッカたちの最期の姿を思い出していた。

 どいつも、直撃を受けたら即死していた。


 胴体を貫通し、風穴を開けて、爆散したんだ。


 こいつだってそうなるはず……!


「オオオオオオオオ!」


 俺は集中する。

 全身全力のメギドブラストを放つため。

 高まるエネルギー。輝く胸の結晶。


 無論、最後の警戒で、ベルゼブの決断の稲光には注視する。

 それが見えた瞬間、中断する意識は保つ。


 けれど……


 ベルゼブは全く動かず、俺を見つめていた。


 俺は床を踏みしめ、両腕を開き。

 ベルゼブを見つめ……


 決断した!


「メギドブラスト!」


 ドウッ!


 俺の胸の結晶から、紫色のエネルギー波が発射され

 同時にこれまで感じたことのない反動が俺を襲う。


 最大級のエネルギーを込めた。


 脱力を伴うくらいの。


 凄まじい紫色の光のエネルギー波が将軍ベルゼブを襲い


 飲み込んで……


『やったか!?』


 タケルさんの言葉が俺の脳裏に響くけど……

 すぐに、絶句の雰囲気に切り替わる。

 俺も絶句した。

 

 ……なんだい、あれ……?



 結論から言うと、将軍ベルゼブは無傷だった。

 メギドブラストが直撃したのに。


 ……身体の前に両腕を構え、前腕部で身体を守るようなポーズで受け止めたんだ。


 その前腕の前に、紫色に輝く光の盾が出現していた。

 それが、メギドブラストを阻んだ……?



「そんな……何で平気なんだ……?」


 絶望する俺の声にベルゼブは


「……どうやら知らんらしいな。お前たちがメギドブラストと呼んで絶対視するその必殺技が、吾輩たちノーブルクラスのナラッカが標準装備している魔光波と本質的に同じものであるということに」


 愉しげに、返した。


 メギドブラストと魔光波が同じ……?


 そういえば、両方とも紫色の光。

 そこは一緒で。


 威力が段違いに高いのも同じだ。


 でも……

 同質のものだったなんて……!


「……聖戦士とは、メギドが人間を強引に自分のノーブルクラスナラッカに設定した結果、生まれたものだ」


 ベルゼブの話は分からないところも多かったけど。


 概ね、こう言う内容だった。


 メギドは人間にナラッカを倒す力を持たせるために、自分の双子の妹がたった4人のナラッカに厳選して与えていた「一般ナラッカをノーブルクラスに押し上げるチカラ」を人間に与えた。

 それが聖戦士で、聖戦士の鎧はその結果生まれた存在らしい。


 だから本質的な部分では、聖戦士とノーブルクラスは同じ存在なんだ。


 ……強さは全然違うけどな。


「だから、魔光波と同じメギドブラストは、魔光波由来の防御方法であれば、防ぐことは容易だ。当たり前であるな」


 そう言って、ベルゼブは防御の構えを解いた。

 同時に消滅する紫色の光の盾。


 同じ……だって……?


 俺の様子に何かを感じたのか。

 ベルゼブは勝ち誇った声でこう言った。


「吾輩は芸の無いナラッカであるから、修行を重ね、体得したのだよ」


 今のこれは魔光波を操作して創り上げた光の盾……名付けて「魔光壁」である!



 魔光壁だって……?

 ベルゼブにメギドブラストは無効……!

主人公の初期必殺技は破られるもの。

これは宇宙の法則です。


読んでいただき感謝です。

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(反響を実感できるのは書き手の喜びです)

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