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聖戦士シャーロイル~名探偵になりたかったのに、何故かヒーローになってしまった~  作者: XX
第6章:法王バイル

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第74話 天魔王とはナラッカの神の如き支配者

「シャーロイルだなお前は」


 イザベリアを殺した後。

 ゼイモンは俺に目を向ける。


 聖戦士は他にもいるらしいからな。

 だから一応訊ねたのかね。


 俺は


「ああ……そうだよ。また会ったな」


 頷き、一応警戒を向ける。

 こいつがナラッカなのは違いは無いし。


 ゼイモンは


「……助太刀するよ。価値ある人間は守るのが僕の基本方針だからね」


 油断はしないが、これは嘘では無いだろ。

 それは分かる。


 だから俺は


「……礼は言わないぞ。ゼイモン」


 そして残ったもう1体……法王バイルに向き直る。


 バイルは


「ゼイモン! 何を考えているんですか!? 同胞を殺すなんて!」


 動揺し。

 ……怒りに震えていた。


 そんなバイルに


「アスタルはこれで納得したぞ。……僕のテリトリーに居る価値ある人間には一切手を出すな。出したら殺すと言ったらね」


「でも! 同じナラッカ! 天魔王陛下に仕え、ご恩を受けた同胞……!」


 バイルは早口でゼイモンを非難する。

 それには初めて聞く内容が混じってて。


 それはこんな話だった。


 ……天魔王という存在は。

 どうも「他のナラッカの空腹を引き受ける」という特殊能力を持つらしい。

 それで、空腹に耐えかねた臣下のナラッカたちに恩を与え。


 その結果、強固な主従関係を構築してるようだ。


 それがバイルのゼイモンを詰る言葉で理解できた。


 ……なるほどな。

 天魔王を悪く言うナラッカが1体も居ないのが理解できた。


 ……単に強いからだけじゃないのか。

 おそらく、ナラッカにとっては天魔王は文字通り神のような存在なんだな。


「あなたはメギド同様の唾棄すべき裏切り者……」


「ハ? いい加減にしろよバイル? 僕があのクズと一緒だって?」


 ……そして。

 メギドはナラッカでは憎悪の対象なんだな。


 当たり前だけど


「……いい加減にしろよ? 僕の陛下への忠誠心に曇りなど一切ない。ふざけたことを言ったらただじゃおかないぞ?」


 ゼイモンの言葉には有無を言わさぬものがあり


「価値ある人間を守ることは必ず陛下のためになる」


 自分は間違っていない。

 そういう意味の宣言をし


 彼は


「……以上だ。去れ。……ノーブルクラスで一番弱いお前が、僕に意見するな」


 そう、言い放ったんだ。

 言われたバイルは悔しそうに唸る。


 そして


「……この屈辱……忘れませんよ。アナタ、必ず陛下に処罰されますからね!」


 法王バイルは。

 やや幼稚な捨て台詞を残して


 ずんぐりした体型とは不釣り合いな、メチャクチャ素早い動きで


 跳躍を繰り返して去って行く……


 ……助かった。


 胸を撫で下ろす俺。


「シャーロイル、また会おう。……次は戦えると良いな!」


 法王バイルが去った後。

 ゼイモンはそう俺にやけに明るい言葉を掛け


 こいつはこいつで、姿を消した。


 ……加速でどっかに走って行ったか。


 あっという間に消えたよ。

 魔針盤が伝える、ナラッカの反応……。

次回、外道注意。


読んでいただき感謝です。

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