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聖戦士シャーロイル~名探偵になりたかったのに、何故かヒーローになってしまった~  作者: XX
第6章:法王バイル

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第62話 事故物件

「霊視ィ?」


 なんでさ。

 いきなりなその言葉に、俺は思い切り疑問形で返した。


 市子の両親の家は、別に普通の一軒家の持ち家で。

 霊視をしなきゃいけないことはなかったはずだが。

 例えば日常的に悪霊に関わっているとか。

 山のような怪しい骨董品を抱えているとか。


「何かホープダイヤ的なもんでも買ったわけ?」


 一応訊くと、彼女は首を左右に振って


「引っ越ししたのよ」


 ……なんと。


 何でも、この町で安く売りに出されていたマンションがあり。


 市子の両親はそろそろ高齢者が射程に入る年齢なので。

 先手を打って、地元のド田舎から多少は街であるこの町に引っ越そうかという話になったらしい。


 で、引っ越してきたら……


「そのマンション部屋が、呪われてたみたいで」


 毎晩毎晩、霊現象が起きるらしく。

 すっかり参ってるそうな。


 どんなことが起きてるのかはキッチリ訊けてはいないらしいんだけど。

 とにかく、神経が持たないらしい。


 あー……なるほど。


「……事故物件だったの?」


 俺は一応訊ねた。

 市子は頷く。


「引きこもりの男性が、首を吊って自殺して、死後2カ月経ってから発見された地獄絵図の物件。当然クリーニングは入ったらしいけど。事件が事件だからかなり安くなってて」


 曰く、500万円。

 中古マンションは新築よりグッと安くなるもんだけどさ。


 元々の新築の値段が2000万円超であったらしいことを考えたら、多分相場より300万円くらい安くなってる。

 確かにお買い得かもしれないな。


 だから買ったのか。

 ……そういやさ


 幽霊なんかより、生きた人間の方が怖いよ。


 そんなことを昔、市子の両親が言っているのを偶然聞いたことがある。

 そういう思想で買ったのか。


 でも……

 実際に幽霊に遭ったことも無いのに、そう思い込むのは早計だったかもな。


 現行、こうなってしまったんだったら。


 で、電話口か何かで相談受けて、悩みまくって、それで寝坊したのか。


「私の両親はさ、信頼できる除霊師を探してるんだけど、ツテがなくて困ってるのよ」


 ……まぁ、普通はそうだよな。

 そういうのはインチキが普通に多そうだしな。


 良く神社にお祓いを頼みに行く話はあるけどさ。

 それで解決するかどうか、不安だろうさ。

 だって、普通は霊現象で悩む人なんて滅多に居ないんだし。

 すなわち、確証が持てない。


「だから市子に話が来たんだ?」


 色々理解してそう訊ねると市子は頷き


 彼女は


「……自分で招きこんだことで、御幸君の手を煩わせるのは申し訳ないんだけど……」


 そう前置きし


「お願いできないかな……?」


 ……俺としてはさ。

 別にそういうの、良いと思ってるんだよな。

 俺としては霊視能力の活用について実績積めるわけだし。

 リターンはあるわけだ。


 だけど彼女としては、友人に負担を強いる行為だから引っ掛かったのかね。

 気持ちはまぁ、分かる。


 お金を払いにくいし。

 かといって、他人に無償で何かをしてもらうのは抵抗あるだろうし。


 だからまあ


「……いいよ。日取りはいつがいい?」


 軽い感じで。

 その予定を彼女と詰める発言をした。

友達だから気軽に力を借りられるってのは違うよねえ


読んでいただき感謝です。

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