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聖戦士シャーロイル~名探偵になりたかったのに、何故かヒーローになってしまった~  作者: XX
第5章:聖魔王

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第60話 得体の知れないメギド様

「フーン……ボヤねぇ……」


 翌々日。

 新聞の隅っこに、俺がブルル宮道に成り代わっていたナラッカを討伐したことに関する記事があって。


 読んでみると……

 この町の貸しスタジオでボヤが起き、消防車が出動する事態になったと。


 俺、ネビリスを討伐した後。

 そのままスタジオを飛び出して、物陰で玲瓏を解除したんだけど。


 ……あの後、消防車が出動したのか。

 いや……


 ホントに、消防車が来たのかねぇ?


 本当はメギド様の秘密部隊がカッ飛んで来て、揉み消ししたんじゃないのかね。

 何か、そう思う。


 ……別段、仕事終わりました報告はしてないんだけど。

 ということは、俺を見張ってた誰かが居たってことだろ……?


 怖いんだけど。

 普通に……


 ちなみにブルル宮道のチャンネルは、更新が停止していた。

 SNS、軒並み全部。

 当たり前だけど……



 そして数日後。

 魔道具の店から連絡があり。


 出向くと、50万円も報奨金が出た。

 タケルさんに聞いた額よりずいぶん多い……


 ……いや、嬉しいけどさ。

 貯め込むの、嫌だな……コレ。

 怖いんだけど……



 んで



「……ちょっと、ここ高過ぎるんじゃない?」


「どうかなぁ? 割と予約が簡単に取れる店だし、見た目ほどじゃないかもだぞ? 一般論で」


 市子と一緒に中華料理を食べに来た。


 パーッと使うなら、自分だけで使うのは駄目だよな。

 誰かと一緒に使わないとさ。


 ここは1人3万円くらいの中華料理店。


 広くて、内装も綺麗。

 俺たちは座敷席に上げて貰い、回転テーブルの前で座ってた。


 色々と、町中華では食べられないものが食べられる。

 北京ダックだとか。仏跳牆(フォーティャオチァン)だとか。


 あとさ、白酒(バイジュウ)も置いてるんだ。

 ……あまり流通してない酒だし、興味あるよな。


 そして俺は市子に言った。


「来月もまたどっか行こう」


 今日で6万消費しても、まだ44万あるからなぁ。

 使い切るのに、単純計算であと8回は行かなきゃならない。


 だから言ったんだけどさ


 するとだ


「……御幸君、金銭感覚壊れちゃうと思うから、そういうの控えた方が良いと思うんだけど……」


 苦い表情で、市子に苦言を呈された。

 ……言われて


 そうだよなぁ……

 市子の言い分に納得させられてしまい、また悩んでしまう。


 一晩で6万なんて、しかも飲み食いで6万なんて……


 聖戦士になる前の俺は、やってないんだよな。

 そこを思って、また怖くなるけど……


「ポケットマネーにすると怖いんだよ……報奨金……」


 得体のしれない相手から貰った金ってさ。

 貯金に回したり、事務所の運営資金に使うのは気が引けるよな。


 なんだか、自分の本質部分にその「得体のしれないもの」を受け入れてしまう感じで。


 そこのところを他人に聞かれても問題ない感じでぼやかして、伝える。


 彼女は


「ああ……なるほどねぇ」


 一応、理解はしてくれて。


「だったら、もしものときのための、虎の子で別に貯めておいたら?」


 そう言って来た。


 いや、貯金は……

 と言いたかったけど


 俺個人の貯金に混ぜなければ……確かにそれはアリかもしれないな。


 例えば、近しい人が借金の連帯保証人にされてしまったり。

 他人に借金抱えさせられて、身売り寸前の女の子に出会ってしまったり。


 そういうときに備えて……

 貯めておく。


 確かに、それならアリかも。


「……そうだな。明日、口座を新しく作って来るわ」


 ありがとう。


 俺は市子に礼を言った。


 ……色々、市子には助けられてばかりな気がするな。

第5章はここで終了。

次回から第6章です。


読んでいただき感謝です。

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