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聖戦士シャーロイル~名探偵になりたかったのに、何故かヒーローになってしまった~  作者: XX
第5章:聖魔王

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第57話 呼び出されて

 呼び出されたから、しょうがない。


 2日後に時間があったから、魔道具の店を訪問した。


「こんにちは」


 店に入ると、いつもの眼鏡の店主が居て。

 新聞を読んでいた。


 ……1面に書いてる記事が目を引く。


『マーシアハ教会出家信者裁判、無罪判決』


 マーシアハ教会ってさ。

 教団内で高位に行くためには、私有財産を放棄して教団に寄付し、出家しないといけないんだよね。

 で、そのせいで家族が出家した人間が教団を相手取った裁判を起こしてんだけど……


 どうも、無罪になったらしい。

 俺は興味が無いので、あまり調べていなかったが。


 ……まあ、それが自分の財産であるなら、どう使おうが勝手じゃね?

 俺は究極そう思うんだが……


 やっぱ、家族としては納得できないんだろうな。


「あ、いらっしゃい。待ってたよ」


 ……そんなことを新聞の1面を見て思っていると。

 店主は新聞を畳み、店のドアに鍵を掛けて


 話し始めた。




「メギド様ご指名って、何かしたの?」


 店主がまずそう訊ねて来たから、俺は


「……いや、リアルで会っただけですけど……」


 その俺の言葉に


「あ、お会いしたのか。じゃあ、教えて貰っただろうね」


 魔道具の店の店主の顔は、好きな作品のネタバレを知った仲間に出会ったファンの顔そのもので。


「あの方が、同胞の非道に心を痛めて下さらなければ、我々はただすべもなく狩られるだけの存在だったんだ。感謝しなきゃね」


 ……魔道具関係者は、皆知ってるっぽいな。

 この分だと。


 まぁ、魔道具の成り立ちに詳しかったしなぁ。

 変ではないかもしれない。


「そうですね。俺の召喚する聖戦士の鎧も、ここの店の魔道具の数々も、作ったのはあの方なんですよね」


 ……顔を見たら分かるけど。

 魔道具の店の店主は、メギドに心酔してる。

 ……いや、信仰しているのかもしれない。


 そう言う顔をしていたから。


 だからまぁ、合わせておく。

 無用に嫌われる可能性は下げておかないとさ。

 世話になるんだし。




「メギド様がやって欲しいと仰ってるのは……世間ではブルル宮道という名前で通ってる男だ」


 店主が伝えてくれたメギド様ご指名の依頼というのが……


 ブルル宮道という男が、ナラッカだから仕留めてこいというものだった。


 さすがに驚く


「あの男、ナラッカだったのか!?」


「うん、そうだね。メギド様がそう仰る以上そうなんだ」


 ……返答に引っ掛かるものを感じるけどさ。

 実際、魔鈴を作った存在だしな。


 おそらく、正しいんだろう。


「……たまにこんな感じで、メギド様がご自身で見抜かれたナラッカの討伐依頼が来るんだ」


 そんなことを言いながら店主は


「頼んだよ。任せたからね」


 ……有無を言わさず。

 ブルル宮道の個人情報がズラズラ書かれたペラ紙1枚をくれた。


 ブルル宮道。

 本名:宮道友則。


 ……元お笑い芸人。

 住所は……

断れぬ依頼……!


読んでいただき感謝です。

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