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聖戦士シャーロイル~名探偵になりたかったのに、何故かヒーローになってしまった~  作者: XX
第1章:無理矢理ヒーローにさせられた!

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第4話 ちょっと待てぇ!

 怪人の腕がヒーローの胸を貫いたとき。

 メタル系特撮ヒーローの変身が解けた。

 緩めの輝きと共に、元のコート姿に戻ってしまう。


 やった怪人は歓喜する。


「ベルゼブ様! メギドの戦士を仕留めマシタゾッ!」


「でかした!」


 最初から居た方の、牛羊鳥ごちゃまぜ怪人の喜びの報告。

 後から来た方の蠅の怪人の労いの声。


 牛羊鳥ごちゃまぜがブンと腕を振り、メタル系特撮ヒーローを身体を投げ出し。

 蠅が人質に捕えていた不倫女を放り出した。


 ……不倫女はあまりのことが起きたせいか、気を失っていた。


「去るぞ。そのまま計画を続けよアスモスよ」


「お任せをベルゼブ様! 計画通りに!」


 そしてその2体の化け物は分かれ


 蠅は闇の向こうに。

 ごちゃまぜはまた人間の姿に戻って、去って行った……


 危機は去った……?


 俺はその場に残される。

 俺は浮気調査の達人で、そこで培った潜伏スキル……


 どうもそのせいでバレなかったらしい。


 俺は化け物たちが戻って来る気配が無いので安全を確信し、逃げようと思った。

 だけど……


(一応、救急車を呼ぶべきだ)


 うつ伏せで倒れ伏しているどうみても致命傷を負っている男。

 でも、死んだかどうかを判断するのは俺じゃない。


 俺はスマホを取り出し、119番をタップした。


 ……いや、しようとした。


「うう……」


 男が動き出した。

 俺は驚きでスマホを鞄に突っ込み


「大丈夫かアンタ!?」


 駆け寄っていた。

 良く生きてたな!?


 でも重傷だし、気を入れないと救急車が間に合わないかもしれない。


 駆け寄って助けが来たことを教えてやりながら、俺は


「待ってろ。すぐ救急車を……」


 そして鞄に突っ込んでいたスマホをもう1回取り出して、119番のタップを……


 しようとしたとき。


 俺の足元でうつ伏せで倒れている黒コートの男が、俺の足首を掴んだんだ。


 え?


「……すまない」


 ……詫び?

 ええ?


 混乱する俺の目の前で。

 男の身体が紫色に輝いて、服を残してボロボロに崩れていく。


 消滅……?


 同時に俺の身体が酷く熱くなった。

 そして暴れ出す何かが俺の身体の中に入り込んでいく……


 ……なんだ? これは……?


 その何かに翻弄され、それはその場に膝を突く。

 呼吸が乱れる。


 まるで高熱にうなされるのと、フルマラソンで走り切った直後の疲労状態が同時に襲って来たみたいだ……


「ああ、ああ、あ……」


 喘ぐように俺は声を洩らす。

 そしてそれが治まって来たとき。


『……悪い。継承出来そうな人間が君しか居なかった』


 ……声が、聞こえて来たんだ。

 頭の中に。


 それはこう続けた。


『君に聖戦士のチカラを継承した。どうか、僕の代わりに戦って貰えないだろうか……?』


 ……は?

 何それ?


「戦えって……? 何と?」


 脊髄反射で聞いてしまった。

 言ってる内容がぶっ飛んでて、理解できなかったから。


 すると声はこう続けた。


『人類の天敵・ナラッカと戦って欲しい』


 ……ちょっと待てぇ!

不幸にも強制継承。

主人公に非はないのに。


読んでいただき感謝です。

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(反響を実感できるのは書き手の喜びです)

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