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聖戦士シャーロイル~名探偵になりたかったのに、何故かヒーローになってしまった~  作者: XX
第3章:闇闘士ゼイモン

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第31話 聖戦士シャーロイル

「へぇ、大きく出たね」


 ゼイモンはクク、と嗤う。


 弱い奴が何を言ってる。

 そう思っているんだろうな。


 だが……


 そういう考え方は、良くないぜ!

 人間を舐めるなよ……!


「どうした? 怖いのか? 返り討ちに遭うのがさ?」


 できる限りの挑発をした。


「顔面に1発も入れないのは下手糞だからか?」


「……何を……」


 俺の言葉を一笑に伏そうとするゼイモン。

 そこに俺は


「目ェ瞑って、顔面に突きは的が小さいから厳しいか!?」


 決定的な一言を言い放った。

 ピクリ、とゼイモンの身体が震える。


 ……俺の読みだ。


 さっきのサウザントブロウって技……

 パンチだけで、胴体ばかり殴ってて。


 顔面パンチや、蹴りが1発も無かったんだ。


 ブロウだから当然だ……?

 いや、そんなもん言葉の綾だろ。


 やってることは1000倍の速さで攻撃を打ち込むことなんだから。

 それが拳の連撃で無ければならない理由はない。


 なのに、拳だけ……


 これさ……


 目が見えて無いんじゃ無いのか……?


 さしものナラッカも、音速以上の速い動きに、目がついて行かないのでは……?


 どんな動体視力だってもんだろ……


 だから


 加速すると、ゼイモンは目が見えなくなる。

 そう、仮説を立てたんだ。


 なので……


 目隠しして超高速で間合いを詰めて、超高速で敵を殴り回す。

 その前提で、サウザントブロウを捉えて。


 俺は挑発をした。

 悔しかったら顔面を殴ってみろと。


 お前のサウザントブロウの難点は理解しているぞと。


「……カチンときたね」


 ゼイモンは少し不機嫌になっていた。

 下等生物が舐めやがって、というつもりなのか。


 ……狙い通り。


「いいよ。やってあげるよ」


 そのままゼイモンは構える。

 空手の半身の構えに似る構えを。


 そして


「キツイのを一発、お見舞いしてあげよう!」


 ゼイモンの頭から、青い稲光が迸った!


 ……来る! 加速だ!


 同時に。

 俺は


「メギドブラスト!」


 ……緩くパワーを集中させていた、必殺のメギドブラストを解き放つ。


 このために、顔面を狙えと言ったんだ。

 ……胸から意識を逸らすために。


 あまり集中させれば、輝きでバレるけど。


 そうでもなければ、威力は落ちるが、注目されない限りバレないかもしれない……!


 そんな思いだった。


「グアアアアアアアアッ!」


 チャージが甘いとはいえ、俺のメギドブラストを至近距離でまともに喰らったゼイモンは


 吹き飛ばされ、アスファルトの地面の上をぶっ飛ばされて、壁にぶち当たった。


 そして、身を起こす……


 ダメージはあるが、生きている……


 当たり前か。さすがに……


 本気で気合入れてなかったしな。


「……よく僕の加速のタイミングを読めたね……?」


「俺は勘が鋭いんだよ」


 ……ホントのことなど、言ってやらないよ。

 こっちは余裕ねえんだから。


「……ふふ。面白いじゃないか。この僕に一撃を入れる戦士が存在するなんてね」


 カウンターを極められたのに、どこか楽しそうなゼイモン。

 そして彼は


「……記念に名前を訊いておこうか。君、名前を教えてくれないか?」


 ……そんなことを言ってくる。

 冗談じゃない。


 ここで、個人情報を渡せるわけがないだろ。


 だから俺は


「……シャーロイル」


 適当に名乗った。

 即興で考えたんだ。

 シャーロックホームズと、コナンドイルの2身合体だよ。


 ここで名乗らないのは無粋だしな。


 明らかに偽名だけど、そこは向こうも空気を読んだようで


「では聖戦士シャーロイル。また会おう。……いつか、分かり合えるといいな」


 そう言い残し。


 また決断の稲光を出した後。

 姿を、消した……


 加速でどっかに去ったんだ。

 生き残れた安堵から、気が抜ける。


 そしてこれからのことを思い、俺は

 焦りを覚えた。


 ……恐ろしい相手だった。

 ナラッカの……ノーブルクラス。


 とんでもない奴らだ……!

普通は作品タイトルになりがちなヒーローの名前をどうするか問題があったんですが、この通り、出てくるのがだいぶ後なので。

散々迷って、タイトルが今の形に。


読んでいただき感謝です。

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(反響を実感できるのは書き手の喜びです)

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