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聖戦士シャーロイル~名探偵になりたかったのに、何故かヒーローになってしまった~  作者: XX
第3章:闇闘士ゼイモン

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第25話 素晴らしい法律家

「ああ、探偵さんですか」


 黒岡さんは俺の名刺を見て感慨深げだ。


「我々弁護士とも縁深いお仕事ですね」


 ……なんか嬉しいな。

 あんまり、浮気調査は好きじゃ無いんだけどな。


 自分の仕事を褒められるのは嫌な気はしないわ。


「……浮気関係の離婚調停したりするんですか?」


 なのでそう訊ねると


「ええ、まぁ。……誠って何だろうって思ってしまいますね」


 少し、陰りのある顔になる。

 ……その部分に俺は共感し


「まぁ、それでも誰かがしなきゃいけない役回りですから」


 ……俺らしくないことを言ってしまう。

 普段、浮気調査に文句言いまくりなのにな。


 なんだか、戦友が出来た気がして


「今日は本当に助かりました」


「僕は困ってる人を助けるために弁護士になったので、礼には及びませんよ」


 そして、そう言葉を交わし合い。

 俺は笑顔で黒岡さんと握手をして、気持ち良くその店を後にしたんだ。




「ホントに運が良かったよね」


 市子も気分良いらしい。


「ああ、全くだ」


 そう返す。

 まぁ、同感だわ。


 あの手のクズおばさんが悪行を完封されるのは気分がいい。

 法律舐めんなって感じ。


 無法モンなんて、どいつもこいつも警察のお世話になってしまえ。


 ざまあ。


 俺は貰った名刺を見つめる。


 弁護士に会うのは別にこれが初めてじゃ無いけどさ。

 多分、俺が会った中で一番いい弁護士さんじゃないだろうか?

 黒岡さん。


 出来る法律家が正義の味方だってのは嬉しくなる。

 世の中捨てたもんじゃないよな、ってさ。


 あの人、あの店のブルーマウンテンコーヒーと一緒に、たい焼きを注文して食べるのが好きらしい。

 なので、あの店に行っていればまた会うかもしれない。

 あの店のたい焼きは、異様に美味いしな。


「世の中の法律家がああいう正義の人ばかりなら世の中もっと良くなるのにな」


「……なかなかそれは難しいんだろうね」


 俺たちは喫茶店を出て。


 自分たちの探偵事務所に向かって歩いていた。

 今日の外出予定は魔道具の購入だけだったので、今日はもう後は事務所で事務仕事をするしか予定がない。


 のんびりはしてられないけど、特に急ぐ理由もなく。

 普通に歩いていたら


 ブーン、と。


 胸でバイブが。


 ……え?


 スマホか?

 そう思ったけど。


 なんか、違う。

 スマホより激しい。


 と、そこで


(魔針盤!)


 そこに思い当たる。

 慌てて取り出すと、黒いコンパス……魔針盤が激しく震えている。


 震えてはいるけど、魔針盤の針が指し示す方向はブレない。


 それは、脇道。

 人気が無い小さなビルの隙間の小道を指している。


 ……ナラッカがこっちで正体を現した。

 だったら


「ゴメン市子! 行ってくる!」


 俺は走り出した。

 俺は聖戦士だから、行かないと。


「えっ、えっ」


 市子は俺の様子が飲み込めず、ややフリーズしていたけど。

 

「絶対に無理しちゃダメだよ!」


 ……一応、俺の身を案じる言葉を投げ掛けてくれた。

 ありがとう。

5万円払った価値はあった。


読んでいただき感謝です。

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