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聖戦士シャーロイル~名探偵になりたかったのに、何故かヒーローになってしまった~  作者: XX
第3章:闇闘士ゼイモン

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第21話 魔道具の店

 そこは、ちょっと歴史は長そうな店に見えた。


 アクセサリーショップ・パラディン


 それが店の名前。

 白色の店の看板にそう書いてある。


「パラディンって……聖騎士ってこと?」


 一緒に来ている市子の呟き。

 なるほど……


 パラディンって、そう言う意味なのね。


 タケルさん曰く、魔道具を売っている店は表の仕事でアクセサリーショップをしていて。


 店名に、神聖さをイメージさせるようなものをつけているとのこと。

 アクセサリーショップなのは、聖戦士の鎧の依り代にするのに都合がいい商品を揃えるためのようだ。


 槍とか、弓とか。

 普通、そんな意匠のアクセサリーは無いからな。

 ダサいだろ。


「いらっしゃい」


 店に入ると。


 丸眼鏡を掛けた若い男が店番をしていた。

 綺麗な白シャツと灰色スラックスを身に着けている、ちゃんとした男。


 売ってるアクセサリーを見ると、剣や斧、短剣、戦槌など。

 普通、アクセサリーにならなそうなダサい意匠のペンダント、指輪、イヤリングが売られている。


『言った通りだろ?』


 タケルさんの言葉。

 まぁ、そうだね。


 俺は頷いた。


「お客さん、見ない顔だね。ここの商品は少々趣味が特殊だから、気に入ると良いんだけど」


 そう、何かの本に視線を向けたまま、レジの前の席に腰を下ろしている店主と思しき男が言う。


 俺は周囲を確認し


 ……愛用のデジカメを取り出した。


 そして


「玲瓏」


 ……俺は玲瓏し、店主の見ている前で聖戦士の鎧を召喚し、着装したんだ。




「あ、そっちのお客さん?」


 パタンと本を閉じ。


 店主は席を立ちあがり、出入り口に行って店のドアに鍵を掛ける。


 その後、店の奥から何段も重ねた箱を持ってきて。


「はい、どーぞ」


 手近な机に並べた。


 箱には色々なものが入っていた。

 その中には、鈴もある。


 これが、魔鈴か。


 値段が箱に書いてて、それによると……


「100円」


 やっす。




 色々な商品があった。


 魔鈴以外にも。


 寿命を消費して、どんな怪我も数分で治す薬だとか。

 あらゆる毒の効果を苦痛だけ残して、痺れや生命活動停止などの致命的効果を消してしまう解毒剤だとか。

 そんな、効果は絶大だけど、デメリットも大きい常識外れの薬類。


 片方を破ると、もう片方も連動して破れてしまう2枚1セットの護符。


 そして……


「魔針盤……?」


「近くでナラッカが正体を現したら、バイブを開始し所有者にそれを知らせた後に、その居場所を針で指し示して教えてくれる道具だよ」


 それは黒い色の方位磁石みたいな感じで。


 ……値段は


 5万円だった。




「毎度ありー。また来てねー」


 店主に見送られ。

 俺たちは店を出た。


「沢山鈴を買っちゃったよ。これだけあれば当分困らないよね」


 10個の魔鈴を購入した市子。

 紙袋に入れて貰い、それを今、ハンドバックに入れている。


 俺はそれを見ながら


「出費1000円か」


 呟く。


 懐に入れた、5万円の品を意識しつつ。


 ……買ってしまったよ。

 魔針盤。


 一応俺、聖戦士だしね。

仮にも聖戦士引き受けたわけだしな。


読んでいただき感謝です。

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