記憶➁
後で編集して
書き直します。
2024.11.02 1:33更新
「ヴゥー、ヴゥー」
から追加
2025.1.04 10:23更新
7月23日時間設定
本当はすこし、そんな気がしていた。
全ては、あの時あの電話から始まっていたんだ_
7月23日 午前11:56
夏休み直前の終業式後ホームルームほど無駄な時間はないと思う。
「えー皆さんね。夏休みだからといってハメを外さず高校生としての自覚を_」
こういう時、早く終わらせろと言うと、
僕らのためとか言うけど、ホントに僕らのためを思うなら早く終わらせろ。いやまじで。まぁ教師も大変なんだろうな…知らんけど。
「えーそれでは解散!」
やっと終わった。今年の夏は……陰キャだし
ブック○フに行きまくるか。友達いないし。陰キャは関係ないか…
そんなことを思いながらゆっくりと教室を出る。廊下には陽キャ軍団がたむろしている。楽しそうだ。なんなんやろね。あれ。無駄に。あぁ早くどいてく_
「ヴゥー、ヴゥー」
なんだ?僕の滅多になることのない、スマホがポケットで音をたてている。電話か!
僕は急いでスマホをとり廊下のひとけのない場所に、移動する。誰だ?誰から電話なんて……は?僕はスマホの画面に映されている名前を見て、愕然とすると同時に、嬉しかった。すぐに電話をとった。
「あ、明日花!」
考えるよりも先に声が出ていた。
明日花とは2年間ほぼ音信不通だった。
文化祭よき!