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あなたの愛

作者: 智成
掲載日:2022/12/15

いつか見た夢…

それは将棋で勝つこと。

それなら夢は叶うのか?

それとも夢は何なのか?

俺には夢がある。その子と結婚したかった。それでも俺は無力だ。これからの春は泣こう。でも、忘れない。

あれは中学校に通っていた頃の話だ。

「俺、ヒキコモリに成る…」

「お兄さんはいつも卑屈だね?あたしはもっと元気に成ってほしいよ?そうすればもっと将棋が華やかに成るんじゃない?」

俺はいつもその子と将棋をして過ごす。学校は地獄。それでも俺には将棋がある。なのにその子しか相手はいなかった。負けないこともあり友達もいなかったからだ。

「君にはいつも驚かされるよ。どうしていつも活気があるのに華が無いの?そんなだと独りぼっちのままだよ?あたしは疲れちゃった。将棋よりも会話しよ?」

「将棋は会話だろ?」

こんな感じのがよくある問答だ。俺は将棋で会話をしているのに、その子はこんなにも楽しい将棋よりも言葉で話せとよく言う。

「もう少しだった?」

「あと少し余裕をもたないと勝てるんじゃない?」

「さすが!」

この子はいつも泣かない。何といっても負けたとは言わないのだ。日に日に人は減っていくのだ。始めた頃は盛り上がるのに。その子だけが残った。

「あたしがいないと嫌?あたし疲れちゃった。」

「将棋よりも会話?…」

「そう!あたしはもう少しだから待ってるよ?何話したい?あなたが決めて。」

「俺、話を作るのが苦手なんだ。」

「それならあなたは、嫌なの?会話。」

「嫌じゃないよ?」

まずは話せと、言う。何を?と思いながらもわからないのだ。だから俺はその子とつきあってもらえた。

「今日はどうする?」

「お土産買ってほしい☆!」

修学旅行だ。こんな日は楽しそうなのに怖いんだ。その子のある言葉が気にかかる。

「あたしがいないと嫌?」

忘れたくないのに怖いのだ。お土産は実は用意してある。郷土品ではなく、事前に買っておいたのだ。ぬいぐるみだ。そのぬいぐさみは買った中でも骨董の部類。いわば手作りなのだ。

「これ、買っといた。」

泣いた、その子が泣いてくれたのだ。俺は気持ちが軽くなった。その子がついに泣いてくれたのだ。嬉しかった。

「俺、もうこれからは自由に話すよ。あなたがしてくれたことは忘れない。だから俺と結婚してください!」

「うん!」

わかった。俺は何か知った。これは夢じゃない。助けてもらえたのだ。だから泣いた。俺はもう泣けないのに一緒に泣いた。

「さよなら。俺は俺に成れたよ?だからありがとう。」

泣いた。むせび泣いてくれたのだ。だからこれからは幸せに成る。そう心に誓った。それでも俺は嬉しかった。なのに…俺にはこれからが辛いんだ。俺は死んだのだ。

だからこれからは幸せに成る。ココロに誓った。

彼女はぬいぐるみを抱きかかえ、泣かなかった。その子はいつも泣いているのだ。だからその子は泣かない。それでもその子は泣きながらわらう。嬉しくて喜んで…

そのぬいぐるみは彼女の宝物かはわからない。それでもぬいぐるみにこめたものは、彼の愛だった…

この二人は幸せになれますかね?

それとも道は困難か?

二人の幸せはいつ来るか?

二人はいつか一緒に暮らせるか?

先は美しい夢の幸せです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 相手を思いやる気持ちがぬいぐるみにも込められていて、彼女にもそれが伝わったようです。 ふたりとも幸せになれますね。
[一言] 気になる二人です。 幸せになって欲しいですね!
2022/12/16 16:51 退会済み
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