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三つの夜を超えて【シノビガミ戦国編三人用シナリオ】

作者: べりー

戦国シーン表使用

3サイクル

バトロワ型



「よく集まってくれたな……」

師は身体を起こし、軽く咳をしていました。

あなたたち三人は今より小さき頃、師に拾われ育てられました。

そんな師も最近では病に伏していました。


「三日後、三日後よ……」

師は掠れた言葉でそう呟きます。


「満月の晩、相伝の儀を執り行う……」

「これがお前たちに教えられる、最期よ……」

「相伝の儀は、この場にいる4人で全力で戦うのだ……」

「最後に残った者に、この秘伝の書が開けるようになる……」


「だが、これを伊賀の者が狙っておる……」

「すまぬが相伝の儀までの間、頼むぞ……」



師匠 HO

体は衰え、不治の病に侵されている。

もうそろそろ、最期を迎えるだろう。

あなたの使命は【相伝の儀を果たすこと】である。

相伝の儀は三日後、満月の晩に行われる。


秘密あり、感情あり、居所なし。

プライズ「秘伝の書」を持っている。


PC1~3 HO

あなたの使命は【秘伝を相伝されること】である。


伊賀忍軍 HO

あなたの使命は【秘伝とは何なのかを明かし、それらを奪取することである。】

秘密あり。居所なし、感情なし。



剣三郎

http://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY-J_0lAMM



PC1

あなたは子供の頃に師匠に拾われ、ここまで育てられた。


しかし、あなたは実は師匠こそが自分の村を滅ぼした張本人であることを知っている。

あなたの本当の使命は【自らの手で師匠を殺すこと】だ。


PC2

あなたは子供の頃に師匠に拾われ、ここまで育てられた。


しかし、あなたは実は伊賀忍軍の間者である。

あなたの本当の使命は【プライズ"秘伝の書"を伊賀忍軍へ持ち帰ることである。】


PC3

あなたは子供の頃に師匠に拾われ、ここまで育てられた。


ここまで自分は立派に育った証を見せることこそが師への孝行であると考えている。

あなたの本当の使命は【相伝の儀に勝利すること】である。




師匠の「秘密」

剣三郎は愛刀を研ぎ、薬を用意している。

実は剣三郎は【相伝の儀で負けるつもりがない】ようだ。


この秘密を習得した者には師匠のデータが公開される。


剣三郎の使命は【クライマックスシーンで弟子達と戦い全員倒し、勝利すること】である。



また、剣三郎が使う奥義「破斬」の詳細を得られる。

内容は「刀術 絶対防御/護り/防御低下」である。

この情報を持ったPCは「破斬」の奥義破りをすることが出来る。

奥義情報については剣三郎との秘密とは別扱いである。




秘密「伊賀忍軍」

伊賀忍軍は元々剣三郎の仲間であった。

だが剣三郎は「秘伝の書」の内容を明かさなかった為、現在は敵対している。


また、【3ラウンド目の開始時に伊賀忍者が襲撃をしてくる】という情報が得られる。

この情報を持っているPCは何らかの術でサブ判定を行い、成功させると伊賀忍者を撃退することが出来る。伊賀忍者は全部で3人いるようだ。2名倒した地点でこの襲撃はなくなる。


サブ判定に成功すると神通丸が得られる。


PC2がこの秘密を知った場合、その伊賀忍者は

「ツキ」(戦闘員)

「ベニ」(工作員)

と呼ばれる下忍であることを知っている。

(この情報は他のPCには伝達しない。)

また、3人目とはPC2自身のことである。

「ツキ」「ベニ」はPC1とPC3を優先して狙う手筈になっている。

PC2がサブ判定に成功した場合、倒したフリをして神通丸が得られる。

この際、倒したフリなのでツキとベニには影響はない。

メイン戦闘シーン時、伊賀軍だけになった場合ツキとベニは退却する。



クライマックスの注意点

秘密の関係上、戦い続ける理由がなくなりうる可能性がある。

が、相伝の儀に勝つことにはメリットがあることを予め伝えておくこと。

負けにはデメリットがあるため、談合はおすすめ出来ないことを伝えておくことがシナリオとしての重要な点。



プライズ「秘伝の書」


この秘密は「感情共有」によって共有される。


その中に描かれていたのは、妖魔を幼子に封じる為の術だった。

この秘密を入手したPCは、いくつかの感情とともに記憶が消し去られていたことに気がつくだろう。

かつて剣三郎の「夢刀」に斬られた記憶が蘇ってくる。

そして自らの故郷を滅ぼす要因となった妖魔の血があなたに流れていることを知ることになるだろう。


その妖魔の力が開放される条件こそ、この相伝の儀にある。

PC達は強制的に「封術」による判定を振ることになる。

この判定は生命力がなくても特技が使用出来るとする。


このプライズの所持者は「封術」を持っているものとして判定することが出来る。

更にその成功判定にプラス1の修正値を得ることが出来る。


判定に失敗した場合、PCは妖魔化し制御判定を行わなければならない。

制御判定に成功すると「魔人」の背景を必要功績点0として習得できる。

制御判定に失敗すると妖魔化し、妖かしとなるだろう。


判定に成功した場合、PCは背景「魔人」か、「妖かしの血」のどちらかを選択し習得する。

この時、必要功績点は0点として習得できる。


剣三郎は弟子達が人のまま生きることを望んでいた。

もし剣三郎が勝利していた場合、最後にその妖力を断ち切ることが出来たようだ。


本来の剣三郎の使命は弟子達を鍛え上げ、その妖かしとしての力を扱えるようにすることであった。

それが村一つ滅ぼすことも容易である妖魔の力を封じた幼子を生かす条件であった。



また、伊賀忍軍の本当の目的は「妖魔の力を物としたシノビを手駒とすること」である。


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