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ダンジョンクリアで女神に昇神!  作者: 斉藤一
ダンジョン攻略12日目

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12-2

俺はエレベーターを押してクリアすると、来た道を戻る。丁度良くグリフォンが飛んできた。


レ「HPドレイン付与は分かるから、デバフからいくか。」

イ「・・・デバフ。」


イルナがデバフを唱えると、グリフォンが紫色になった。飛んでいたグリフォンは、見る間に動きが遅くなる。


レ「弥生、ステータスはどうだ?」

ヤ「すごいです! HPとMP以外が半減しています!」

レ「半減とはすごいな、次はダメージリンクか?」

イ「・・・ダメージリンク。」


イルナがダメージリンクを唱えると、グリフォンとイルナに赤い糸がつながった。


イ「・・・何も起こらない?」

レ「おそらく、ダメージの共有だと思うが。イルナ、自分で自分を・・攻撃してもダメージ0だよな。アヌビス、イルナを軽く攻撃してみてくれ。」

ア「攻撃すればいいのか?イルナ、ほぃ。」


アヌビスは、イルナの腕を叩く。イルナに40ダメージ。グリフォンに40ダメージ。


レ「予想通りだな、これは防御力が高そうなやつに使えそうだ。」


グリフォンは、謎の攻撃に警戒しているのか、上空で旋回して近づいてこないようだ。


レ「次は、幽体離脱か?」

イ「・・・幽体離脱。」


イルナが幽体離脱を唱えると、イルナの体から、まるで漫画に出てくる幽霊のように、半分透けたイルナが出てきて空中に浮かんでいった。急に浮かんできたイルナにびっくりしたグリフォンが攻撃をしかけてきたが、すり抜けた。透過みたいなものか。しかし、ずっと透過状態なのか、イルナが殴ってもすり抜けた。


イ「・・・どうやって戻るの?」

レ「多分、自分の体に戻ればいいと思うよ。」

イ「やってみる。」


イルナはある程度自由に動けるのか、ゆっくりと自分の体に近づくと、吸い込まれた。


イ「・・・戻った。」

レ「獣化とリッチ化は何となくわかるから、毒の霧を使ってみるか。」

イ「・・・毒の霧。」


イルナが毒の霧を唱えると、部屋いっぱいに緑の霧が広がった。状態異常:猛毒になった。零に251ダメージ、弥生に179ダメージ、アヌビスに500ダメージ、ワルキューレに65000ダメージ。グリフォンに600ダメージ。


ワ「馬鹿者! 早く解除しろ!」


イルナは慌てて解除するが、しばらく効果が残るのか、あと2回同じダメージを受けてHPが全員3割減った。


ヤ「無差別に10%ダメージって怖いです!」

レ「ああ、まさかワルキューレまで食らうとは。」

イ「ごめんなさい。」


イルナは謝るが、スキルを試そうと言ったのは俺なので、イルナが悪いわけではない。


レ「すまない、味方まで食らう可能性を考えていなかった。」

ワ「仕方あるまい、初めてのスキルだからな。」


すでにワルキューレはHP全快したようだ。


レ「うーん、こうなると、獣化とリッチ化も予想外の事が起こりそうで怖いな。」

ワ「今度は、私もしっかりと見張るから、試してみろ。誰も居ないところで試される方が怖い。」

イ「わかった、獣化。」


イルナが獣化を唱えると、イルナの目が赤くなり、牙が生え、爪が伸び、茶色い体毛が生えてくる。身長も伸びて、180cmくらいになったんじゃないだろうか? 弥生がフェリシアなら、イルナはガロンだな。


イ「ぐるぁぁあ!」


イルナはグリフォンに飛び掛かると、蹴りを放つグリフォンに1200ダメージ。


レ「弥生の変化と違って、攻撃力が上がっているな。」


グリフォンは驚いたのか、逃げて行った。


レ「敵が居なくなったけど、リッチ化も試すか?」

イ「・・・リッチ化。」


イルナがリッチ化を唱えると、イルナの目が窪み、肌の色が茶色くなり、枯れたようになっていく。


ヤ「見た目が怖いです!」

ア「まるで、ミイラなのじゃ。」

ヤ「あ、鑑定したら、魔力が10倍になっています。MP、HPの自動回復に、透過なんかもついてます。」

レ「見た目を気にしなければ、強力なスキルだな。」


イルナが呼吸するたびに、コホーッと言う音と、白い息が漏れる。いや、マジで怖いなこれ。イルナが俺達に近づくたびに皆1歩下がる。


イ「・・・なんで逃げるの?」

ヤ「いえ、なんとなく・・・。」

レ「率直に、怖い。」

ア「我は包帯でも巻き付ければ大丈夫じゃと思う。」


イルナは、そんな感想にションボリしたのか、リッチ化を解いた。


イ「魔法無いし、魔力あがっても意味ない。」

レ「まあ、検証は終わったから、用途はこれから考えよう。とりあえず、飯を食ったらグリフォンを楽に狩れるぐらい、ステータスを上げようか。」


俺達はエレベーターを使って戻り、食堂へ行く。今日は各々好きなものを食べよう。俺は何となくたこ焼きを、弥生は素麺を、イルナは焼きそばで、アヌビスはハンバーグを食べた。ワルキューレは紅茶を優雅に飲んでいる。食べ終わった後、食器を片付けてエレベーターに向かう。


イ「・・・私、スキルの練習に5階に行って一人で狩りしていい?」

レ「一人で大丈夫か?」

メ「じゃあ、私がついていくよ!」


いつの間に着ていたのか、メィルが現れた。


レ「じゃあ、頼んだ。」


そうして、イルナとメィルは5階に、俺と弥生とアヌビスで6階で狩りをすることになった。

迫りくるガーゴイルの群れや、キメラ、グリフォンなどを次々と撃破していった。アヌビスと弥生が。


ヤ「源さんも戦ってください!」

レ「いや、俺って空中の敵には無力なんだよ。代わりに頑張れ、アヌビス!」


ふと、俺はキメラのコアとグリフォンのコアを取り出して、復元してみた。すると、グリフォンの首を中心に、左にヤギ、右にライオンのキメラが出来た。


レ「見てくれ弥生!新しいモンスターの創造だ!」


俺は調子に乗って新しいキメラの背中に乗って戦おうとしたが、普通に振り落とされた。しかも、俺のMPが少ないせいか、キメラ以上グリフォン以下の強さらしく、グリフォン相手に魔法ダメージを与えられないようだった。ガーゴイル相手には物理ダメージを与えられない中途半端さだ。


ヤ「もういいです、私とアヌビスちゃんでやります。」


弥生は衝撃波で隙を作り、どんどんクリティカルで敵を倒し、アヌビスは魔法で撃墜していった。俺達はコアを使ってステータスを上げる。増えたMPでアヌビスの分裂体も作り直した。


源零:HP3013、MP2260、攻撃力410、防御力750、素早さ450、魔力350、スキル:分裂、MP自動回復(小)、装備:スラタン(刀)・攻撃力130、スラコート・防御力100


形無弥生:HP2092、MP2780、攻撃力1150、防御力300、素早さ700+490、魔力400、スキル:変化、投擲術(8)、空間魔法(5)、透明化、装備:スラクナイ・攻撃力120、スラ手裏剣・攻撃力100、スラマフラー・防御力100、忍者服・防御力5


アヌビス(分裂体):HP6250、MP5687、攻撃力187、防御力625、素早さ975、魔力1500、スキル:闇魔法(6)、MP自動回復(小)、魔法耐性(中)、飛行、千里眼、転移魔法、装備:神杖・魔力1300、聖なる衣・防御力1300


復元したアヌビスは、14歳くらいの姿になり中学生くらいに見える。弥生が計ると、身長156cm、Cカップらしい。ステータスも元の8分の1となっていた。また、新たに転移魔法が増えた。武器、防具の性能も良くなっていた。


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