表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/19

月の下で舞う

利華姫の浄化の力は毒を無効化する力。聖なる(セント・アイズ)は人それぞれで未知の領域だ。

発現方法が同じなだけで、人それぞれ違う力。

狙われやすい。


回復薬、アイテムなどを腰につけるバッグに入れる。絶対、シータークェ達には気づかれないように。


不安で、泣きたくなる。でも一番辛いのは私じゃないから、私は絶対祖国日雲を救うんだ。

どうしたらいい?なんて教えて貰えてた日本の庶民時代とは違う。一国の王女として責任ある立場にたったからには、失敗は許されない。


ミリーもメティも一緒に戦ってくれる。メティに至っては仲が良くないとはいえ慕っている実の母親との闘いになる。自分の求める正義と大切な人達のために私は戦う。


─────────────────


無事に真ん丸な月が夜空に浮かんだ。

これから戦いが始まるとは思えないほどに綺麗な空の下。


私とメティは舞う。



少し離れたところで。



手に持った鈴の宝物(ほうもつ)を振る。


着物ににた衣装がひらりと翻る。


スカートの部分がふわり、と広がる。

回転する度に足元は光る。神秘的だった。


音楽がゆっくりになったら、歌い始める。

正直、息は苦しいがゆっくりと歌う。


月の下で歌えば神々に届く、なんてただの言い伝えだと思ってた。

空から光が降ってきた。腕に刻まれた紋章は蓮。蓮の女神様の御加護を授かったのだ。

他の神の加護は紋章にはならない。いちばん力の強い神の紋章が、浮かぶ。



メティも加護を得ることが出来たようだ。





三人手を繋いで禁忌の魔法陣で日雲に飛ぶ。

準備は万全だ。もう後には引き返せない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ