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6月の異常気象   作者: 『 』
2/6

出会い


細く鍛えられた男「おい!お前に言っているんだ!新入り!」

僕「いやだから新入りって何ですか?」

とても綺麗な女性?「相変わらず説明が下手ですね、リックは」

リック「こいつが理解が悪いんだよ!こいつが!!」

とても綺麗な女性「はじめまして、私は冴子です、こっちの粗暴の極みがリックです」

リック「粗暴てなんだ粗暴って!あぁ!!」

冴子「はいはい」

何なんだろうこの人達は仲が悪そうなのに変に気があっているような

僕「はじめまして、優磨です」

冴子「優磨さんとおおっさるんですね?っでいつからこちらに?」

優磨「さっき気が付いて‥正確にはよく分から無いんですが多分さっきだと思います」

リック「あぁ記憶が欠落しているパターンか?面倒だねぇ冴子ちゃんさあw」

冴子「リック‥」

リック「おお怖」

優磨‥何だ一瞬冴子さんが全然違う生き物に見えたぞ見た目は変わっていないはずなのに、とても獰猛な野獣のような‥気のせいか?



冴子では「少し説明しましょう、貴方は死にました」

優磨「は?生きてますけど?」

リック「だからお前は死んだんだって、因みに俺らも死んでるしなw」

優磨「何を言っているんですか?身体もあるし物にも触れるし、新手の宗教勧誘ですか?」

冴子「宗教勧誘では無いわよ、だいぶこじれているわね、手っ取り早く自分の死体でも見に生きますか!」

優磨「自分おの死体?いや僕はそうゆう趣味は無くてですね」

リック「いいから来いよ」

片手で軽々と優磨の身体を持ち上げたリック、ビルからビルへと高速で移動する彼等

優磨は遠のく意識の中で「これは現実では無いっと自分の精神を守るのに必死であった」



リック「ほら着いたぜ!」

優磨「死体安置所ってまたベターな‥」

病院の中でも薄暗くて、人気がなく、消毒液の匂いが充満し3人の靴音が響く



冴子「は〜いご対面〜w」

リック「楽しそうだなお前」呆れ顔のリック

優磨「あのこのぐちゃぐちゃな死体が僕ですか?すいません気持ちが‥おえぇ‥」

リック「ダンプにひかれて更に後続車にもひかれたらしいからなギリギリ人間ってわかる範囲だなこりゃ」

冴子「優磨さんここに名前が」

優磨「たしかに僕の名前ですが同姓同名って事も」

ニヤニヤしながら冴子がとどめを刺しに行く

冴子「これは誰のでしょうねw」

優磨「それは僕のApple Watch‥アイマスク‥耳栓の1つ‥メモ帳も」

優磨「あのこれ僕ですか?」

リック「自分の死も認めた事だし、やっと本題に入れるぜ」

冴子「認めても受け入れるのには時間がかかりそうよ?」

リック「‥あぁ面倒だぜ本当に」

優磨「‥僕が死んだ‥あのぐちゃぐちゃな死体は僕‥あのぐちゃぐちゃが僕‥死んだ‥」

リックが優磨の頬を数回強めに叩く

リック「おい確りしろお前!」

優磨「い痛い!痛いです」

優磨「あぁ僕は死んだんですね」

優磨「じゃぁ何で僕は身体があるんですか?ものに触れるんですか?」

リック「お前は死んだが‥お前は『テイカー』として生まれ変わったんだよ」

冴子「そもそも死と生の定義はとても曖昧で自分が認識できる

第2の世界セカンドワールドで認識できる物が無くなっただけなのよ」

優磨「?は?」

リック「もう少し分かりやすく説明してやれよ冴子!」

冴子「リックみたいにざっくり説明するから混乱するんでしょうが!」



恐る恐る手を挙げて優磨が答える

優磨「あのもしかして、人間には元々認識出来ない第2の世界があって死んだ後はその世界に行くってことですか?そして僕達はそうだと?」



リック「お?意外と飲み込みが早いなお前」

冴子「あらあらもう少しいじ‥じゃ無かった説明しても良かったのに」

リック「お前わざとわかりづらく言っただろ‥」

冴子「何のことかしら?」

1つ疑問に思った長い時間彼等といるが彼等の存在や僕の存在に気づく人があまりにも少ない、周りの人間はまるで空気扱いして無視しているみたいに、目すら合わせようとしないいや

「気づいていない?」「認識出来ていないのか?」

優磨「じゃぁ何で絶対的にこの世界の住民は少ないんですか?」

冴子「すごい観察力ねあなた、そうさっきも言ったけどこの世界は認識出来ない世界そして私達の身体も認識出来ない、存在も、声もね」

リック「この世界は一部の種族だけが生まれ変われる世界なのさ」



優磨「じゃあ何で薔薇にさわれ‥こちらから干渉はできるんですか?」

冴子「正解、触れるし、食べれるわ、但3つのルールがあるけど」

ルール



1 触ったものを「テイク」した場合触ったものは崩壊する

2 1はテイカー同士では発動されない

3 第一世界の住人の全てを故意にテイクしてはならない



冴子「特にルール3は絶対厳守何故ならその中からテイカーに生まれかわる人間がいる可能性があるから、ただでさえ少ない同族を自分達で減らしては本末転倒でしょ?」

優磨「確かに」



大体説明は終わったかね

メガネをかけた男「テイカーの諸君!」



続く


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