さよなら無限戦機たち
間に合ったぜ……(半分くらい活動報告の流用)
予想以上に長くなったIR二期:無限戦機迎撃戦は今回にて終了です。
次回予告と主人公たちのリザルトをどうぞ。
「終わった」
「終わったよ」
「終わりましたね」
「終わったな」
イベント終了予定時刻の4時間前、ついに最後の無限戦機ナーガラージャが陥落したことで一週間に及ぶ無限戦機迎撃戦は終了した。ちなみに武御雷はナーガラージャが落ちる4時間前に落ちた。つまり俺たちがナーガと戦い出してから2時間後くらいの時だ。
俺たちはバスターパッケージで落ちた後は各々で戦ったりしたが、結局きーちゃんを除いてそう長く生き残ることはできず、ナーガラージャ敗北の瞬間を目にすることはできなかった。まあ、やりたいことをやって若干燃え尽きてたしな。
何はともあれ、今はお疲れ会ということで俺のガレージに全員が集まり、今回のイベントについて駄弁っている。
「よーし!ではではお待ちかね、全員の戦績発表と行こうじゃない。みんな、最終リザルトのスクショは撮ってるね?じゃあ、せーので公開しよう。……はい、せーの!」
赤信号
貢献度リザルト
対サンダーバード 19,400点
対ナーガラージャ 3,500点
獲得報酬
AI操作支援機『Storm egg』、垂直ミサイル『Feather Dance』、推進器『Super Cell』
無限軌道『アパラーラ』
クチナシ
貢献度リザルト
対武御雷 36,500点
対サンダーバード 6,200点
対ナーガラージャ 7,900点
獲得報酬
規格外ブレード『天』、超振動ブレード『地』、 榴弾砲『鳴動』、強化装甲『神明』
推進器『Super Cell』
レーザーキャノン『ムチリンダ』、無限軌道『アパラーラ』
ブルマン
対ナーガラージャ 16,800点
獲得報酬
ミサイルランチャー 『カドゥルー』、レーザーキャノン『ムチリンダ』、無限軌道『アパラーラ』
茶管
対ナーガラージャ9,900点
獲得報酬
レーザーキャノン『ムチリンダ』、無限軌道『アパラーラ』
「オイコラ青いの、お前なんでそんなに点数たけぇんだよ!?」
「どう考えてもSupernovaのおかげです、本当にありがとうございました」
「それでもやっぱりバスターパッケージでの与ダメ貢献度はレート下げられてますね。Supernovaならダメージ量的には単発で一万点以上貰わないとおかしいはずですし」
「それぐらいしないとバスパケ祭りになるだろうしな。それにしても、きーちゃんの規格外ブレードってなんだ?」
唯一の三万点越えを叩き出したきーちゃんが手に入れた規格外ブレード『天』。なんとなくわかるような気もするが、やはり聞いておきたい。
「これですか?トレーニングモードでの試し切りでの結果ですけど、一切動かない居合の構えでエネルギーチャージをすることで数百メートル規模のバカみたいな刃渡りのエネルギーブレードで抜刀切りができるステキ武装です。普通に実体剣としても使えますけど、通常時は重さに対してのスペックは微妙ですね」
それでも彼女はフリー対戦で嬉々として担ぐんだろうなぁ。そこにロマンがあるならば手に取らずにはいられない。それがロボゲーに魅せられた者の性というやつだ。俺も散々苦労させられたStorm eggを貰えたし、そのうち誰かと手合わせ願おうかな。
きーちゃん曰く『天』は武御雷の主武装のデッドコピーのようだ。この分だと、もしかしたらサンダバのは規格外プラズマキャノンか規格外EMPかもな。ナーガラージャのは……なんだろう?規格外ミサイルとか?
「あーさんは結構惜しかったですね。一日抜けたのがなくて全日サンダバに集中してれば三万点いけたかもなのに」
「んー、それは確かに悔しいけど別にいいよ。もしそうなってたらみんなで合体できなかっただろうし。俺は合体できて楽しかったからそれでいい」
「へぇ……」
なんだよ、俺がチームプレイができてよかったって言うのがそんなに珍しいのかよ。間違ってもらっちゃ困るけど、俺はソロプレイが何よりも好きなわけじゃないぞ。友達と一緒に遊ぶのが嫌いなやつなんているか。つーか一緒に遊びたくないやつってそれもう友達じゃ無くね?
しかし、この一週間は濃い戦いだった。海洋生物部とか言うオイスターソースばりの濃厚なキャラを持つ人たちと出会ったのを始めとして、多数のプレイヤーと協力して戦うのはやっぱり新鮮だった。
ドラスレでレイドをしたことはあったけど、今回はより楽しかったな。やっぱりデカいロボットを相手に力を合わせて戦うというシチュエーション自体も燃えるし、理不尽な暴力を撒き散らかす無限戦機に四苦八苦しているうちに少しずつ成長して長く戦えるようになっているのを実感できるのも良かった。
新たな友であるエンジ丸さんとはフレンド登録し忘れたけど、魂の故郷でそのうち再会するだろう。その時はリベンジさせてもらうけどな。
「さぁて、デケェ祭りが終わって寂しいもんだが、ちょいと俺から提案がある」
「あ、僕からもあるんだよね。茶管、お先にどうぞ」
一通りイベントの感想を話したところで、茶管と青が俺たちに呼びかけた。
「ずっと機械ばっかり見てて疲れただろうし、いっちょここらで無人島バカンスといかねぇか?もちろんゲームだけどな。【Choice For Survival】……チョイサバって言うやつなんだが知ってっか?」
「僕の方は【エスケープ・トゥ・イマジン】……妄想学園とか言われてるやつだね。中学生や高校生が良くやる授業中の妄想ってあるじゃない?学校がテロリストに襲われるとか、街がゾンビパニックになるとか。ああいうやつを元にしたゲームだよ」
ほほう、それはまた聞いたことがないゲームたちだな……。
こんなこと、考えたことはありませんか?
「もし、無人島にいくなら何を持って行く?」
携帯電話は電波が繋がらないし……。
ライターが無かったら火を起こせないぞ。
ナイフが無いと物を切ることも出来ないよね。
そんなん銃があれば熊でも狩れるわ
普通に浄水器と非常食を持って行くのが一番では?
あなたは何を選びますか?
流れつく無人島の難易度は事前に設定可能。
イージーモードなら肉食動物もいないし、綺麗な水が湧く泉もある。
ハードモードだと肉食獣から身を守りつつ毒性のものに注意して食料を集め、汚い水を浄化する必要がある。
これがエクストリームモードともなれば……。
持ち込めるアイテムは1人3つ。
食料、ナイフ、ライターといった日常的なものから、マシンガンやロケットランチャーまでご用意していますのでどうぞお好きなものを選んでください。
ただし、当然ながら物は無限ではありませんので、ガス欠や弾切れにはご注意を……。
タイムリミットも事前に設定可能。最短1週間で救助が来るので、イージーモードでちょっとしたバカンス気分を味わうのもいいでしょう。無制限にしていつまで生き延びれるかチャレンジするのも素晴らしい。
火を起こし、水を沸かし、食料を集め、寝床を作って肉食獣対策をして……。
無人島ではやることがいっぱいです。その助けとなるアイテムを上手に賢くチョイスしてください。
あなたが選んだそのアイテム、本当に命の助けになりますか……?
『Choice For Survival』
好評発売中!
あなたもきっと、思ったことがあるはず。
テロリストが学校を襲撃、たまたま難を逃れた自分が華麗に解決。
自分が住んでいる町でゾンビパニックが起こり、ホームセンターで籠城。
謎の機関に追われ、逃げ惑いながらも機転を利かし返り討ち。
つまらない学校の授業中に頬杖をつきながら妄想したあれやこれ。誰もが一度はしたことのあるアレ、リアルにやってみませんか?
学校を舞台にテロリストを撃退する『学校にテロリスト』。
町にあるものを何でも使いゾンビを倒す『俺の町がゾンビパニック』。
自分を狙う謎の機関からの逃走劇『機関の追っ手がここまで来たか……』。
選択できる3つのゲームモードから、一番テンションが上がるものを選んでプレイ!
基本的には一定数のエネミーを倒すか一定時間を生き残るかでラウンドが進む!
初めに設定したラウンドまで生き延びればクリアだが、当然ラウンドが進むごとにエネミーの質・量は強化される。もちろん、己の限界に挑む無限ラウンドモードも搭載。
映画の主役のように最後まで生き残れる『主人公補正』を、君は持っているか?
ランダムマッチやフレンドとの協力プレイでラウンド数はさらに加速!もし力尽きたとしてもチームメンバーが1人でも次ラウンドまで生き残れば全員復活だ!
しかし、ただ待ってるだけの甘えん坊が生き返らせてもらえると思うな。死亡待機中は一般教養の授業(有名予備校監修)が待っている!そう、これは『授業中の妄想』なのだ。ヒーローになれなかったあなた!きちんと現実を見て勉強しましょうね?
生き残るため、あるものは何でも使え!
椅子・本・ホウキ……その辺にあるものすべてが武器となる。もちろん特別な場所にはいいものがあるかも?さあ思い出せ、妄想の中で武器を手に入れた場所はどこだ?
そんな妄想あり得ない?そんなシケたことを言わないで、もしもに備えて対策を練ってみようぜ?
よく言うだろ?『人が考えることは、すなわち現実にありうることである』ってな。
『エスケープ・トゥ・イマジン』
好評発売中!
そういうことで次回からは活動報告の方に以前上げていたチョイサバと妄想学園になります。当時からはタイトルを変えていますけどね。
では皆さま良いお年を。私もギリギリ日本での年末年始に間に合い良かったです。