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ダイブ・イントゥ・ゲームズ ~ぼっちなコミュ障、VRゲーム始めました~  作者: 赤鯨
フレンドと共に龍を狩れ!(フレンドは付属しておりません) ~Dragon×SlayerX~
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ハロー ドラゴンワールド

皆さんはキャラクリに時間かける派ですか?

私は大抵髪型と声だけ変えたら後はほとんどいじりません。

つーか作ったキャラの顔がよく見えないゲームが多すぎるんだよな……

Dragon×Slayer Xの発売日。一週間前という割とギリギリで予約したが無事に手に入れることができてよかった。

ドラスレみたいな超人気タイトルだと、予約分だけでいっぱいいっぱいとか普通にあり得るから当日任せはダメだって青ときーちゃんにすげぇ念押しされた。そうだね、俺って新作ゲームをすること自体ほとんどなかったからそういう考えが薄いんだよね。



じゃ、さっさと始めますか。

VRギアにゲームカードいれて、と。すっぽりギアをかぶってワン、ツー、スリー……。


はいはい、初めからやるよセーブデータなんかないからね。キャラクリ?そんなもんデフォルトだデフォルト。モブ顔の俺でもどうせいい感じにそれっぽく修正してくれるんだからいいんだよ。あ、髪だけ赤くしといて。


プレイヤーネーム?そんなもん赤信号だよいつも通り。悩む必要ナッシング。


そんで次は武器ね。大剣、双剣、盾と剣、大盾、槍、大槌、斧、弓、弩。

まあ、龍を狩る装備だし重量系が多いのは妥当だな。よくRPGの格闘家が拳で龍と戦うけど、冷静に考えたら英雄というより狂人のそれだもんな。

それにこれが基本の形ってだけで、最終的に『大剣を名乗るよくわからない何か』になるんだろうし、普通に好みで選べばいいだろ。

はい、そういう訳で斧。バトルアックスっていうのかな?長めの棒の先に片刃の斧がついてて逆側がピックみたいになってるやつ。大槌とちょっと悩んだけど、まあいいでしょ。気に入らなければやり直せばいいし。


初期スキル?どうせ自分に合ったスキルが勝手に生えてくるのがドラスレだからなあ。まあ適当にいい感じのやつ。ていうか候補多くね?初期スキル3個を50個から選べってお前、優柔不断なやつならこれだけで一時間くらい消えるぞ。

そういうわけで選びました。叩きつける攻撃が強化される『剛撃』、跳躍力が強化される『兎跳』、視野が広くなる『鷹の目』の3つ。選んだ理由は順番に斧と相性良さそう、ジャンプしてから叩きつけたら強くね?一人旅はいかに早く敵を見つけるかだから。


はいキャラクリ終わり。所要時間約5分。他人と話すときはうじうじ悩むけどこういうのはなんでかスパッと決めれるんだよなぁ。



てなわけで始まりの町(王国首都)に到着。さすがは発売日、右を見ても左を見ても人、人、人!人口密度すごいことになってんだけど大丈夫かこの町。満員電車とまではいかないけど高校の教室くらいの人口密度だぞ。油断してるとぶつかるし足踏まれる。


あーなんか気持ち悪くなってきた。さっさとチュートリアル的なあれこれ終わらせて町から出たい。他人の顔より龍が見たい。

この人ごみの中でこの国の龍狩り本部に行かないといけないとかマジ?もうそれなら最初から本部にスポーンさせてくれよ。

もうこの町自体が流れるプールみたいになってるもんな。みんな行先一緒だから、自然と流れができちゃうわけで。ここで流れを無視してズンズン進むやつがいないところがやっぱ日本サーバーだよな。右へ倣え精神が心と体に染みついてんよ。まあ、秩序立っていていいことだけど。


行先間違わなくていいけど、これ龍狩り本部にたどり着くまでにどれくらいかかるんだろう。そして本部に着いてから龍狩り登録して武器を授かるまでにどれだけかかるんだろう。

人気過ぎるゲームも考えものだよなぁ。オンラインサービスが終了してたら町の中でブレイクダンスのモーションしようが咎める人なんていないもん。



半分上の空のまま、ただ流れに身を任せて目的地に着くのを待つことしばらく。ようやく龍狩り本部での諸々の手続きを終え、龍狩りの証である武器を貰った。

この武器は設定として生きているらしく、作成時に使用者の血を混ぜているため本人でなければ使えないそうだ。また、武器の強化も言い換えれば武器に餌やって成長を促しているようなものらしい。

別に喋りだしたりするわけじゃないから生きてようが死んでようが変わらないっちゃ変わらないけど。つーかさ、この武器を作るのに魔法や呪術の類を使ってるらしいけど、その割には魔法使いっていうバトルスタイルはないんだよね。なんか理由があったような気がしたけど忘れた。


ゲームのお約束?では武器とその辺の店で買える一番安い防具がもらえるけど、ドラスレでは防具の概念はあってないようなものなので特にもらえなかった。

防具の概念が薄いというのは、圧倒的な龍の力の前では全裸と鉄の防具に大差がないので、龍の素材で作られた服で属性耐性やスキルの効果を高めるというのが主流だからという設定によるものだ。なので鎧っぽい見た目の服とかもあるけど、防御力が上がるということは無い。


じゃあなんで龍の攻撃を耐えられるのかというと、それはただ単純に龍狩りの体が異常に頑丈だからだ。レベルアップするとさらに頑丈になるので、それがイコール防御力である。

おかげで『防御力は高いけど壊滅的にダサい』防具を着る必要が無いのは嬉しい。龍の素材で作られた服は、仕立て屋に頼めば割と好きな見た目に変えられるし、気に入った形があればアップグレードだけで済ませることもできる。



さあ、ようやくすべてが終わったぞ。背にはでかい斧、服装はRPGの定番旅人の(マントあり)。いやあ、これから龍を狩りつつ世界を旅する生活が始まりますよ。




始まらないな。うん、始まらない。全然始まらねぇわ、旅の生活。

なるほど、これが噂に聞く開幕ラッシュか。そりゃそうだ、始まりの町が人でいっぱいなら始まりの草原も人でいっぱいに決まってらぁな。

なんか流れるプールっていうより人口過密地域の海水浴場みたいだ。決まった流れがないからその分バラバラに動く人があっちこっちでぶつかって全体的に停滞している。

叩いて潰して切り刻みますっていう、自己主張が激しいデカい武器を背負った龍狩りがうぞうぞいるのは筆舌に尽くしがたいすげえ光景だな。


うーん、これはもうどうしようもないにしろ、ちょっと行き先を考えた方がいいな。せっかく今回のドラスレは決まったストーリーがないんだから。

そう、なんとこの『Dragon×Slayer X』、個人個人で全然違うストーリー展開になるんだそうだ。まったく同じように動けばともかく、どこの誰にどんな時期にどんな話をしたかでどんどん変わってくるんだと。どんなフラグ管理してるのか、考えただけでも頭がいかれそうだ。

一応の目標は、この世界に生息する全龍の頂点に君臨する『八大龍王』を狩ることらしいけど、人によっては特別な龍を狩ることになるかもしれないとか発売前の開発者インタビューで言ってたな。それにアプデで新たな龍が追加されたりレイドボスも出現したりするそうな。ちなみに、今作では1パーティはMAXで4人だが、レイドボスはボスによって2~16パーティでの攻略になるらしい。


また、レベル的な指針はあれどこのゲームは初めからどこにでも行けるらしい。極端な話、場所が分かっているのなら始まりの町からすぐに八大龍王の塒に殴り込むのも不可能じゃない。

ステータスとスキルの充実度的にほぼ無理だろうが、一度も攻撃に当たらず相手が死ぬまで何千回何万回と殴り続けることができればやれるんじゃないかな。



とりあえず、目標を大多数の人が行く先からずらそう。こちとらただでさえコミュ障拗らせてるのにこれ以上人に揉まれていたら気が狂いそうだ。

適当な木陰に隠れるように座り、始まりの町(アグニ王国首都アグニス)のチュートリアルでもらった世界地図をばさっと開いて行先を決める。アホ程いる龍狩りがスポーンしたモンスター(一応龍以外にも敵対モンスターはいる)を駆除してくれるから、周辺の警戒とかどうでもいいわ。


「えーっと、なになに?ふーん、アグニ王国は割と西側なんだな。んん?東にあるこの形の島国ってモロに日本じゃん、名前もヤマトだし」


ようやく声を出せて僕幸せ。周りに常に人がいたからおいそれと独り言も言えなくてストレスフルだったもん。

ああ、地図、地図。んで?北と南にも割と先があるな。南には群島国家か、この辺は海龍とか多そう。北の方は山まみれだし、獣っぽい龍がいるのかな?

うーん、悩ましい。けど俺はせっかくだからヤマトを選ぶぜ!やっぱね、なんだかんだいって日本人ほど忍者と侍に憧れるんだって。あ、俺は武器が斧だから金太郎か。まあいいじゃんそれでも。

決して大多数の人が西へ流れていっているからではない。断じて否である。


そうと決まればいざ征かん東の地、日の出ずる国ヤマトへ。

東に向かう道すがら、適当にクエストこなしつつ行けばええんでね?ヤマトにつくころにはスキルも揃っていっぱしの龍狩りになってるでしょ。



「あっちが町で言われた村だろ?早く行こうぜ!」

「待てよ、ケータ!」

「なー、ちょっと人多過ぎねー?」

「俺らもその多い人の内の一人だけどな」


行先が決まったので、大半の龍狩りたちに背を向ける格好で東に向かって歩き出すと、4人の龍狩りとすれ違った。どうやら初日から友達同士でやっているみたいで、見事に背負う武器がバラバラだった。多分始める前から俺はこれ僕はこれと相談したんだろうな。うんうん、はしゃぎっぷりが眩しいな、高校生かな?

しかしそれを羨ましいとは思わない。旅は道連れ世は情け、といつぞやの人は言ったらしいがそんなもん知るか。一人旅ほど気楽なもんはない(安全が確保されている場合に限る)し、世は情けじゃなくてギブアンドテイクだ。まあ、つるみたくなったら青やきーちゃん呼べばいいし。


うーん、背負うものが武器以外にないってのは、身軽だなぁ。


いうてそこまで長編にするつもりもないので、次回には時間がバッサリ飛んでます。

具体的には集会所の上位に入ったくらいまでは飛びます。

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― 新着の感想 ―
チュートリアルガン無視して外に出たら素手で戦う狂人になれるのかな、そもそも門番に止められるか
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