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軌跡ノ奇跡  作者: ノスタルジック
8/10

【第八話】予期しない出会い

『おいお前...リーデルなのか....』


月明かりが彼女全体を照らすと彼女がはっきり見えた。


...俺はリーデルだと確信した...


リーデルは俺の方を向くと力が一気に抜けたかのようにその場に倒れこんだ。


『おい...リーデル!!しっかりしろ!』


俺は急いでリーデルの元に駆け寄り何度も名前を呼んだがリーデルは目を覚まさない。


『ん?』

俺は倒れこんだリーデルのポケットに携帯があることに気がついた...

俺はリーデルの携帯を手に取るとカルナへの連絡先がないか確認した。

運よくリーデルの携帯はロックがかかっておらず、すぐ開くことができた。


...「加藤」「菊池」「キミマロ」...

あまり聞かない名前のおかげで一発でカルナの連絡先だとわかった。

(おいおいキミマロって)


せめてカルナで登録してやれよと思ったが、今はそんなことより電話をすることを優先した。


受話器マークのボタンを押すと


「愛~♪あなたはキミマロが好きになる~♪あなたは~♪」


そんな気色悪い着信音が流れてきた。


無視して倒れこんだリーデルを見ていると...


[あ〜もしもしリーデルかこんな夜遅くにどうした?]


『あ、カルナさんですね。俺です...高橋です』


[高橋くんか!なぜリーデルの携帯からかけた?もしかして「リーデルを僕にください」とか言いにきたのかい?]


『いや違います。俺があなたの連絡先知らないからです』


[それで愛する彼女の携帯を勝手に奪って〜...]

俺はそんなふざけたことを無視して言った。


『今はそれどころじゃなくてリーデルが人を襲ってそれで倒れこんじゃってそれで...』


[あーそうかまたなってしまったんだな。クソあのいかれポンコツドクターが...何が「これでもう平気じゃろう」だ...平気じゃねーっつうのpetyakutyapetyakutya... ]


何か最後にボソッと言っていたがよく聞こえなかった。


[まあとりあえず落ち着きなさい。今から私もそちらに向かうから君はリーデルがまた暴れないよう渡されたバックにあるロープで縛っておいて]


『え!リーデルをですか!?』


[そうだよ...そうしないと、もしかしたら君が殺されるよ?]


『え!?』


[今はとりあえず私たちがつくまで言われた通りにして待ってな]


...ツーツーツー...


そういうとカルナは通話を切った。


俺はとりあえずカルナに言われたとおり、リーデルについていた血をバックにあったタオルで拭き取り、ロープで苦しくならない程度に縛った。

隣にいた女性は首の横に何かに噛まれたような跡があったので出血を止めるよう治療した。


静かな空間で

『くそ、なんでこんなことに...』


俺が一人でそんなことを呟くと...


突然.....強い風が吹いた


「あなた、まだ自分の能力に気がついていないようね」


俺以外誰もいないはずなのに女性の声が俺の頭に直接語りかけてきた。


『誰だ?どこにいる?』


「私はあなたのすぐ隣にいるけど今あなたの世界にはいないわ」


『それってどういうことだよ!』


「ふふ、今はそんなことよりもそこにいる少女.........あ〜リーデルあなたなのね」


『おい!意味わかんねぇから説明してくれよ』

俺は何を言ってるのかさっぱりわからないことを語りかけてくる女に少し強めの口調で言った。


「あなたなんでここにきたの?」


『俺は無理やりここに連れてこられて...ここにいる吸血鬼を捕まえろなんていう意味のわからないこと言われてるんだ』


「あーなるほど...カルナにそう言われたのね」


『カルナの知り合いなのか!?』

(リーデルの名前を知っていたしなんなんだこいつ、TTOのやつなのか?)


「カルナの知り合いっていうか能力者のみんなを知ってるっていう感じかしらね」


「まあ、あなたたち能力者は私のことを知らないと思うけど...」


『おいわかるように説明してくれよ』


「いやよ!めんどくさい...ま、でもいずれわかる時がくるわ...その時は直接会ってお話しましょう」


「あ、それとあなたの能力はいずれその子を知らないうちに傷つけるわ、だから能力を使うタイミングは良く考えなさい。それじゃあね〜」


『おい!!待て意味が...』

俺はそう聞き返したがもうその女の声はしなかった。


『ったく意味がわからねえよ、俺の能力がリーデルを傷つける?だいたい俺の能力はなんなんだよ!もったいぶりやがって』


『あ〜あ〜もういいやめんどくさい、もう一歩も動かないもんね〜』

俺はまだ女がいるかもしれないと思い、ちょっとした抵抗をしてみたがおそらく本当にこの場にはもういないのだろ。


ザブンザブン...またさっきの静けさが戻ってきた。







こんにちは!先日自分の書いたものを読み返して見たら何これーって感じに間違えまくってました...直せるところはしっかり直しましたがまだ間違いがあるかもしれませ意味わかんないよってことがありましたらぜひおしらせください!

次回、「リーデルの能力の秘密」...アニメの予告風にw...お楽しみに!(サブタイトルは違いますww)

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