表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
軌跡ノ奇跡  作者: ノスタルジック
4/10

【第四話】自分の知らない時間

『俺がなんだって!』



『だ・か・ら!その「俺」がこの物語の主役って言ってるんですよ!』

少しイラっとした口調でめんどくさそうな顔の少女がそう言った。

『さ、行きますよ!』


『行くってどこに!君は誰なの?』

俺は突然のことに戸惑ってしまった。(ていうかこれは俺じゃなくても戸惑うだろう)

とりあえず突然出てきて謎めいたことを口走る少女に自己紹介を求めたのだが.....


少女は何も言わずに俺の手を無理やりに引いてきた。

『おおおわ、待て落ち着け....』


そんなこんなで連れてこられたのは大学のすぐ近くにあるいかにも空き家って感じの場所だ。

(入りたくねぇー)


しかし俺のそんな思いは汲み取られることなく少女は俺を空き家の中に連れ込む。


ぶっ壊れかけた..もう壊れているドアを無理やりこじ開けながら...

『(ここ絶対変えたほうがいいって言ってるのに..あのくそ女)』


『全て聞こえてますよ』

俺は聞こえないようボソッと言った。


さらに奥に入ると先には薄暗い部屋の唯一の明かりとなっているテレビがあった。

少女はそこに近寄り何やらテレビの主電源を切ったらしい。

案の定、部屋は真っ暗になった。と目が認識した瞬間、入り口のすぐ横にあった本棚が真横にギシギシ音を鳴らしながらずれるとそこには奥に進める道が現れた。

(いかにも隠し扉って感じ)


すると少女はスタスタと人一人入るのもきつそうな道に入って行った。


俺もすかさず後ろをついて行った。


歩くこと数10分.....(こんなに歩くのかよ)

真っ暗な道にようやくゴールが見えた。


俺はやっとついたという喜びで無意識に走っていた。


『なんだよここ.....』


するとそこには室内なのか屋外なのかはっきりしない場所だった。

上を見上げると青空が

目の前にはたくさんの本棚があった。

『確か今は夕方だよな』


俺は腕時計に目をやった。

すると秒針が反時計回りにぐるぐる回っている。

(な、なんだこれ)


『こっちです。早くきてください』

声の主はさっきの少女。


俺は言われた通りに少女の方に小走りでいった。


そのさきでいかにも社長室のようなところの前に少女が立って待っていた。


...コンコン...


少女は俺が扉の前につくと『失礼します』と言って扉をゆっくりと開けた。


『やあやあ!TTOにようこそ!高橋君』


そこには見た目女子高生くらい

紫の腰まである長い髪の女性がタバコを吸って立っていた。


『TTO?それになんで俺がここに!?』


『まあまあ、落ち着きたまえ...高橋君』

『順を追って説明するから』


そう言われて一度心を落ち着かせ目の前にあったソファーに座った。


『まず無理にここに連れてきてしまったことを詫びるよ。すまなかった』

『時間がなかったものでな.....』

『私の名前はカルナ・リーゼ・キミマロというよろしく』

(どっかの武将と結婚でもしたんですかね。)


『俺..自分はたかは..』

俺も自己紹介をしようとしたところ...

『君のことはだいたい知ってるから自己紹介はいらんよ』

と遮られた...(俺のプライバシーはどこへ...)


『ゆっくり話でもしたいが時間があまりないものでな』

『君の兄弟の話から始めよう』


『え、兄弟ですか?』

俺はなんでまたそんなどうでもいいことを話すのだろうかと思った。


『君の家はどういった構成かね?』

聞かれる意味はわからなかったがとりあえず答えてみることにした。


『えっと、妹と姉と父、母と...』



『後俺です』


『やはりな』

何か元々知っていたかのような「やはりな」だった。


『どういうことですか?』


『うむ...記憶がないだろうが...君にはもう一人兄弟が居たんだよ』



『え?』











こんにちは。やっと進んできましたねww

小説は状況も書かなければいけないということでとても大変です。

自分がその世界にいるかのようにして書いていかないとうまくかけないですね!

ってな感じで次回もよろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ